10月5日いわき市議会「清水市長再選で首脳部留任提案へ

清水敏男いわき市長

 福島県いわき市長選に、このほど再選を果たした清水敏男市長(54)は、新たに特別職を選任するため人選を進めていたが、29日までに10月9日に任期満了となる副市長の上遠野洋一氏(68)と、同市立総合磐城共立病院事業管理者の平則夫氏(85)の2人を留任させる人事案件を固めた。清水市長は上遠野氏と平氏に対しては引き続き留任の同意を求めるため、10月5日の臨時市議会に提案する。上遠野氏は1期4年を市政運営に尽力、清水市長を補佐してきたが後進に副市長の座を譲るとして退任する意向だったが、清水市長の決断を優先した。

 同議会は午前10時から開かれ、清水市長は上遠野氏と平氏の留任への同意を得て再起用する方針だ。このほか清水市長は、福島県から採用した副市長の鈴木典弘氏(58)に対し、任期が2020年3月いっぱいとなるため、早ければ来年3月に任期途中で退任を求め、鈴木氏は県へ戻る予定だ。さらに教育長(教育委員会委員)の吉田尚氏(62)に対しては、来年3月末までに任期があるのと、代表監査委員の木村清氏(65)と、水道事業管理者の仲野治郎氏(67)は、この11月11日までの任期を全うしてもらう予定だ。

 清水市長は、新たな副市長を福島県職員から召請する人事を含め検討に入っているが、いずれ鈴木氏を県当局に復帰させる方針でいる。同市水道事業管理者は地方公営企業法第7条の2の規定に基づき任期切れ前に清水市長が新たな人選を進め11月には内部任命することになる。

 清水市長は2期目の政策を構築するため、慎重に人事を進めてきたが、内部に副市長となる人材がいないため、文字通り引き続き上遠野氏の再起用を固めた。平氏に対しては、新たに開業する同市立総合磐城共立病院があと約15カ月(来年12月)でオープンする運びとなるため、市民のための医療充実を構築、平氏の再起用とした。

◆敬称略 (真島勝三主筆・元日本工業新聞社東北総局長・元産経新聞社記者)