「岩城光英氏参院選比例代表」自民党本部難色示す公認見送りか

政治関連 18/02/2019

公認なし無所属立候補の公算が大に

自民党関係者によると、2019年7月に行われる予定の参議院議員選挙で自民党公認を目指し比例代表候補として立候補を予定している元職の岩城光英氏(68)について、同本部は17日までに岩城氏の公認に難色を示している。早ければ2月21日前後ごろにも、同党本部は結論を出す予定というが、関係者によると追加公認の枠を残しているものの、岩城氏の公認を見送られる公算が大きいという。
 一方、岩城氏の支持者の中には、公認されない場合は無所属で選挙区から出馬すべきだというの声もある。選挙区(福島)からは3選を目指す森雅子氏(54)が公認出馬することが決まっている。

岩城氏の公認については自民党細田博之元幹事長=自民党最大派閥(97人)の清和政策研究会会長職=は、昨年12月中にも公認候補者として決めることになるだろうと、福島、郡山、いわき各市で行った岩城氏の激励会で「公認する方向で検討している」と示していた。

比例区からは3選を目指す佐藤正久氏(58=自民党公認)のほか、公明党からは自民党と選挙協力の中にある若松謙維氏(63=公明党)が再選を目指し出馬するため、票が分散し公明党にメリットはなくなると岩城氏の公認に難色を示しているといわれている。佐藤氏の後援会としても票が割れると危機感を持っている。

 岩城氏は2016年7月の参院選で福島選挙区(改選1)から現職の法務大臣としてに立候補したが、民進党(当時)の増子輝彦氏(71=野党統一候補)に29870票の差で敗れ、4選を果たせなかった。
 自民党いわき総支部では、細田氏の考えが反映されるものと見られていた。しかし、選挙まで5カ月を切った中で、岩城氏自身にも公認連絡がないということは、自民党内部では岩城氏の公認に難色を示している党幹部もいる。
自民党福島県連などは、現職の森雅子氏(54)を比例代表に、岩城氏を選挙区から出馬させる方針で党本部に要請打診していたが、森氏の現職を理由に岩城氏が選挙区から出馬させることを認めなかった。このため、福島県連は、昨年7月末に森氏を党本部に公認申請を行った。党本部は、これを受けて森氏を昨年8月7日に素早く公認している。
岩城氏の場合は、22年(任期6年)に行われる参議院選挙が通常の戦いとなる。このため、党本部では佐藤氏の競合を避けたい考えでいる。

◆敬称略 (真島勝三主筆・元日本工業新聞社東北総局長・元産経新聞社記者)

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