第60回オールスター競輪(いわき市)2億2130万円が車券購入者に返還。ビッグレースで前代未聞「当たり券の購入者は怒り心頭・外れは幸の明暗に」

いわき平競輪・6レースでJKA・日本自転車振興会係員が周回板めくり忘れ競争不成立

 第60回オールスター競輪=写真=(福島県いわき市のいわき平競輪場で開催)の最終日の15日、6レースで公益財団法人JKA=日本自転車振興会係員が、S級特選レースの周回板をめくり忘れたため、選手への通告が誤り競争不成立となる大ハプニングとなった。誰が悪いのか―。新山響平と大槻寛徳のS級両選手=東北出身=はゴール前、まくってワンツーを決めたが競争不成立で不発に終えた。このレースの発売金2億2130万2400円とドカント7の152万2000円、合計2億2282万4400円は返還となった。

 レースは残り2周の赤板を迎え打鐘過ぎ、残り1周となったが選手に知らせる周回板表示が2周回を示していた。選手の落車があったため、係員がめくり忘れたという。JKA・同振興会係員は、レース中に責任を持ってそれぞれポジションを決められており、落車したからといって気を取られる失態に、当たり券を持っていたファンは大損、怒り心頭だ。相談窓口に不満を詰め寄るファンもいた。1963年4月の花月園競輪で周回ミスがあったというが、ビッグレースで前代未聞の失態はファンを魅了するどころか不愉快な方向に興奮させてしまった。このレースは競技規則第73条に適用、競争不成立(詳細な不成立を知りたいファンは独自で調査)に抵触し流れた。ファンが現金を投資したギャンブルだけに絶対あってはならないことで、JKA係員は真剣に業務を運んでほしい。

 同オールスター競輪の全体売り上げは106億7867万6100円、ドカント7は461万6200円となった。

 ちなみに、決勝は渡辺一成選手が1着、新田祐大選手=各東北出身=が2着、浅井康太選=三重県出身=が3着となった。配当は2車単7-1で880円、3連単7-1-9で4860円となった。

◆敬称略 (真島勝三主筆・元日本工業新聞社東北総局長・元産経新聞社記者)