「東京地裁へ自己破産申請へ」帝国データバンク調査

 帝国テータバンクいわき支店が11日午後、明らかにしたところによると、ヤングレディーシューズの製造元であるモード・ホシ(保志恵一社長・福島県いわき市、資本金2000万円、従業員20人=パートを含め約40人)は、10日までに事業を停止した。東京地方裁判所に破産手続きの申請を行い事実上倒産した。負債総額は約8億円規模となる。

 同社は1961年9月に保志富八商店として設立、靴や履物に特化、82年12月にいわき支店開設、その後は神戸市や宇都宮市、東京、大阪などで営業強化、上海市(中国)にも進出するなど商品の品質やデリバリーの強化を図る。2009年2月に本社をいわき市に移転した。
上海工場も含め、ピーク時には約14億円の売上げを計上していたが、上海工場の人件費などの高騰で、13年9月にはベトナムに、コーベ・コモンズと共同出資し、新工場を立ち上げ生産コストの削減を目指したものの、品質悪化、受注減などから17年8月の売上高は約8億7000万円にとどまった。しかし、コーベ・コモンズが18年8月に特別清算開始、ベトナム工場の単独運営を余儀なくされたため、経費負担が増大、品質も改善されず一部の取引もなくなり、事業継続を断念した。解雇された20人弱の従業員はハローワークに相談しているが、ハローワークによると、給付金などに対する対応をしているという。パートを含めた従業員約40人に影響ある。

◆敬称略 (真島勝三主筆・元日本工業新聞社東北総局長・元産経新聞社記者)