「少数激戦で現役数人苦戦へ」いわき市議選9月4日告示、11日投票即日開票

 福島県いわき市選挙管理委員会事務局(坂本新一局長)は、9月30日任期満了に伴う同市議会選挙を4日告示、11日投票、即日開票で行うことを決めたが、定数37(現在は2人欠員で現職35人=9月いっぱいで4人引退で同31人)に対し、新人・元約12人のほか、現職を含めた43人が立候補するものと見られる。5日に同選管が開いた立候補予定者説明会には、現・元・新を含めて42人と匿名希望1人の43人の関係者が現れた。この説明会の出席者で匿名希望者は前代未聞の出来事で、匿名者は立候補するものと見られるが、選管への正式な立候補者届け出は匿名では受け付けない。

 いわき経済報による関係者への聞き込み調査や有権者などに対する取材によると、すでに各立候補予定者は事実上の選挙戦に入っており、事務所開きもたけなわだったがほとんど終えた。定数37人に対し、説明会に現れた匿名希望者1人を除く42人は確実な出馬の方針でいる。少数激戦となるのは必至であり、新人候補者の活発的な動きから数人の現役が確実に苦戦を強いられている。新人の自民党推薦立候補者5人と共産党の新人は当選に意気込む。そして現役は水面下で、これまでの実績を強みにパワーアップ、支持を求めて活動しているが数人は苦戦を余儀なくされている。自民党の現役12人と公明党、社民党、共産党は安定した票の確保に走っている。新人の自民党推薦立候補者は数人と、元立候補者は当選圏へと奔走している。

 新人や元となる立候補予定者は◇佐藤和良(62=元・無)◇山本健一(48=元・無)2人のほか赤塚寿一(34=新・無)◇川崎憲正(45=新・自民)◇鈴木演(36=新・自民)◇田頭弘毅(42=新・自民)◇木田都城子(47=新・自民)◇馬上卓也(55=新・自民)◇遠藤貴志(40=新・無)◇坂本康一(51=新・共産)◇遠藤崇弘(41=新・無)の11人のほか、説明会に現れた匿名希望者1人となり、合計12人。

 現職は◇樫村弘(74=無)◇石井敏郎(62=自民)◇磯上佐汰彦(75=自民)◇小野邦弘(63=自民)◇赤津一夫(60=自民)◇蛭田克(66=自民)◇岩井孝治(60=自民)◇佐藤和美(47=自民)◇上壁充(60=社民)◇坂本稔(56=民進)◇溝口民子(69=共産)◇塩田美枝子(64=公明)◇小野茂(56=公明)◇阿部秀文(61=無)◇大友康夫(51=無)◇菅波健(58=自民)◇蛭田源治(62=自民)◇大峯英之(54=自民)◇永山宏恵(49=自民)◇福嶋あずさ(43=民進)◇狩野光昭(63=社民)◇伊藤浩之(55=共産)◇渡辺博之(51=共産)◇柴野美佳(51=公明)◇塩沢昭広(46=公明)◇安田成一(47=無)◇西山一美(56=自民)◇小野潤三(51=自民)◇吉田美貴人(47=自民)◇山守章二(47=自民)◇木村謙一郎(41=自民)となっている。

 根本茂氏(64=自民)は、議長職を全うしたため、若い政治家へバトンタッチするため、今期限りで引退する。根本氏は、2000年10月に初当選、4期16年に渡り市政などに尽くしてきた。また、副議長の遊佐勝美氏(66=自民)は、一身上の理由で立候補を断念するほか、大平洋夫氏(71=無)と、高橋明子氏(71=共産)は、後継への道を譲るため出馬せず引退する。各候補とも当選ラインは、最低でも2500票前後獲得しないと難しい。安全圏は3000票前後となりそうだ。

 同選管によると、同市の有権者数は6月21日現在で、男女合計37万9721人(男13万6418人、女14万3303人)となる。改正公選法は6月19日から施行されるため、選挙権年齢が18歳以上に引き下げられるため、18歳は男1745人、女1698人、合計3443人と19歳は男1651人、女1663人、合計3314人で総計6757人が含まれる。

◇おことわり 新人候補者を含む立候補者への取材は、8月5日までに行ったもので、出馬、あるいは予定となる。(敬称略)無は無所属となる。

◆敬称略 (真島勝三主筆・元日本工業新聞社東北総局長・元産経新聞社記者)