森氏と水野氏激戦も投票率増や創価学会動き完璧だと森氏有利へ

政治関連 28/06/2019

自公連立政権で選挙協力、野党共闘で知名度アップへ水野氏追い上げ必至「与野党対決へ両候補者浸透図るも終盤戦へ期待」

 7月4日公示、21日投開票の手順で行われる参院選福島選挙区に立候補を予定している元少子化担当大臣・現職の森雅子(54)=いわき市、2期・自民党公認、公明党推薦=と、元県議新人の水野さち子(57)=会津若松市、無所属、国民民主、立憲民主、社民、共産の4党野党共闘=が事実上の一騎打ちとなるが、森氏は公明党の推薦を受け、同党の母体となる創価学会が全面的に動くことと、前回の投票率57・12%を上回れば有利となるが、そうでない場合は厳しい戦いが展開する。また、水野氏は国民になじまない共産党を受け入れたことから票の目減りも必至だが、このほか3党の組織票をまとめれば勝利への道も開ける。

 森氏は自民党現職の実力(県内の災害復興や企業誘致、医師誘導の医療関係など―)を発揮、女性活躍の推進や子育て支援などをアピールしている。
水野氏は県議の経験を生かし(原発ゼロの主張や10月の消費税増税の中止、災害復興など)現政権への批判を旗印に保守層にも支持を訴えている。

 2013年に行われた第23回参議院選挙では、森まさこ氏は48万4089票、56・59%、かねこ恵美氏は24万842票、28・15%、いわぶち友(共産党)氏は7万7401票、9・05%など野党の合計票37万1329票、43・41%、与野党合計85万5418票を得票している。
2016年の第24回参議院議員選挙では、自民党のいわき光英氏は43万2982票、47・24%、民進党のましこ輝彦氏は46万2852票、50・50%、ほか2万653票、2・25%で野党合計48万3505票、52・76%となった。この選挙で自民党候補には、公明党(創価学会)の票は、ほとんど期待できなかった。また、2017年の第48回衆議院議員選挙の得票数は自民党が42万5155票、47・10%(公明党の票のながれは不明)で、野党(民主系無所属、社民、共産、希望、維新)が47万7577票、52・90%の得票となった。このような得票を見れば、いずれも野党票が伸びている。福島県は保守王国と昔から言われてきたが、公約の実現や候補者自身の努力が票に結びつく―。当たり前の考えだが、新時代の有権者の考えが変化しつつあるのかも…。

 森氏に対する国会議員、県議、市町村議などの支援を受け浸透を図っているが、これらの核議員の動きも鈍いことは事実だ。水野氏は野党共闘を強みに前回の参院選野党得票数を上回る目標に掲げ、知名度が低いため、アップを図り攻めの構えだ。両候補者とも浸透図るも終盤戦へ票の獲得増に期待している。
一方、両氏のほか政治団体(NHKから国民を守る党)が、会社役員となる田山雅仁氏(35)=市原市(千葉県)新人・公認=は立候補を予定している。

◆敬称略 (真島勝三主筆・元日本工業新聞社東北総局長・元産経新聞社記者)

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