「市制50年初の女性部長誕生」教育部次長の柳沼広美氏が教育部長に就任へ。土木部長に上遠野裕之氏、消防本部長に猪狩達朗氏「動き出したいわき市幹部人事」

柳沼広美

 清水敏男・いわき市長の新年度部長級人事が固まった。清水市長は、市制始まって以来の女性部長を誕生させた。教育委員会教育部次長の柳沼広美氏(58)を教育部長に、重要部門の総合政策部長に、特定政策推進監の大和田洋氏(56)を抜擢、起用する。

 職員人事作業は大詰めを迎えており、危機管理監に小名浜支所長の舘典嗣氏(58)を、特定政策推進監に危機管理監の緑川伸幸氏(54)を、生活環境部長に議会事務局長の荒川信治氏(57)を、保健福祉部長に生活環境部長の小野益生氏(58)を、土木部長に同部次長の上遠野裕之氏(57)を、会計管理者に保健所次長の高橋伸利氏(59)を、議会事務局長に教育部長の増子裕昭氏(59)を、消防本部長に同本部次長の猪狩達朗氏(58)を、共立病院事務局長に同局次長の鈴木善明氏(56=参与)を、それぞれ起用する。若手起用を含め、バランスの取った人事となった。

 初の女性部長起用で、大勢いる女性職員にもやる気を起こさせ、職務遂行で執行部の頂点に就けるという枠を築いたものといえ、清水市政の女性重視の表れだ。若手起用の理由として「職員にやる気を起こさせる」「発想の転換」「魅力あるいわき市づくり」などを促進、これまでの年功序列的な人事では、職場の士気低下などがあったため、文字通りバランスの取れた人事となった。

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 総務部長は岡田正彦氏(55)、財政部長は伊藤章司氏(44=総務省)、市民協働部長は下山田松人氏(56)、こどもみらい部長は本田和弘氏55)、農林水産部長は村上央氏(59)、産業振興部長は荒川洋氏(43=経済産業省から起用したが、国の人事異動で省に戻る可能性がある。その場合は経産省から移入する)、都市建設部長は高木桂一氏(58)、水道局長は上遠野裕美氏(58)の現体制で市政運営する。

 総合政策部次長に市民協働部次長の渡邊伸一郎氏(53)、総務部次長に職員課長の本田宣誉氏(53)、財政部次長に税務課長の坂本卓之氏(56=税債権管理担当)、市民協働部次長に総務部次長の山本美晴氏(53)、地域医療介護室長に債権管理室長の飯尾仁氏(53)、保健所次長に地域医療介護室長の鈴木正道氏(58)、土木部次長に同部土木課長の根本英典氏(55)、議会事務局次長に同局総務議事課長の山﨑俊克氏(56)、教育部次長に生活環境部経営企画課長の松島良一氏(52)、消防本部次長に平消防署長の猪狩浩二氏(56)、同病院事務局次長に同局経営企画課長の飯塚修一氏(53)、小名浜支所長に総合政策部次長の大平喜重氏(56)を張り付ける。

 いわき文化交流館長の平野明彦氏(59=美術館副館長兼務)と、公営競技事務所長の杉岡雄二氏(59)は、部長職の参与となる。また、美術館長の佐々木吉晴氏(60)は、学芸員育成のため、館長留任となっているが流動的である。

 しかし、人材を眺めると次長職レベルでも人材不足で、部長職への才能は一長一短、帯に短し襷に長しで、退職1年組の起用も含めで頭を悩ませる結果となった。同市の職員は、事業部門を含め、約3500人体制で市政運営している。この3月いっぱいで約80人か定年退職を迎える。

 この3月に部長職となる総合政策部長の新妻英正氏(60)ら参与、技監を含めた9人が退職することになっている。

写真は「いわき市制施行初の女性部長誕生する=柳沼広美氏」
◇おことわり 年齢は2月17日現在

◆敬称略 (真島勝三主筆・元日本工業新聞社東北総局長・元産経新聞社記者)<