いわき市議選9月4日告示、11日投票・即日開票、少数激戦がスタート

 9月30日任期満了に伴ういわき市議会議員選挙は4日告示まであと2日と迫り、選挙戦のスタートを切る。現職31人と元・新人11人、合計42人が届け出をすることになった。同市議選は11日投票、即日開票されるが、定数37人に対し、少数激戦となるのは必至で、文字通り下部で現職数人と、元・新人の競り合いが続き、各候補者とも苦戦を用いられている。投票率は前回並の50%前後と予想される。告示前のいわき経済報の調査によると、選挙に盛り上がりが見えない。同市選挙管理委員会事務局(坂本新一局長)では、有権者に棄権しないで投票に行くよう呼びかけることにしている。

 いわき経済報による関係者への独自な聞き込み調査や有権者などに対する取材によると、各立候補者は事実上の中盤戦に入っており、告示後は終盤戦に向けて有力者への支持は本格的になった。政党票や浮動票を獲得しようと、政策を訴えて奔走している。いわき経済報の調査分析によると、元2人と新人3人は当選ラインへ動く。元・新人6人の当選だと現職は安全圏へととどまるが、下部が競り合っているだけに現職数人は予断を許さない状況で危険なラインへ。自民党推薦を含む新人5人は当選へと意気込む。現職数人はあと一歩といったところだ。新人3人は票が足りないため、さらに得票増の努力が必要である。

 新人の自民党推薦立候補者5人と共産党の新人は当選へと意気込む。現・元・新の数人は苦戦を余儀なくされているが、自民党の現役12人と公明党、社民党、共産党は安定した票の確保へと奔走。
一方、共産党いわき市議団は、このほど公職選挙法第143条に抵触するとして同選管から厳重注意を受けるとともに、同選管は、いわき中央警察署に公選法に抵触するとして報告した。共産党は8月に入って「9月11日いわき市議選 4名の市議団で政治を動かそう」と見出しを付け、立候補者名の入ったタスキを掛けた写真も掲載したブランケット版のチラシを配布した。また、7月31日には、後援会の事務所開きでフルネームの入ったタスキを肩から掛け、同党の各立候補者予定者が演説した。ほかの各立候補者は公選法に抵触するとして騒ぎ出したが、同市選管の厳重注意だけでは不公平だとして、いわき中央警察署の捜査に期待しているが…。いわき経済報電子版8月10日と本紙8月25日既報。

 新人の自民党推薦立候補者数人と元立候補者は当選圏へと奔走している。現役29人は安定した票の確保に走っているが数人は苦戦を余儀なくされている。新人9人は現職下位と競り合う。
新人や元となる立候補予定者は元が◇佐藤和良(62=元・無)◇山本健一(48=元・無)2人で、新人は◇赤塚寿一(34=新・無)◇川崎憲正(45=新・自民)◇鈴木演(36=新・自民)◇田頭弘毅(42=新・自民)◇木田都城子(47=新・自民)◇馬上卓也(56=新・自民)◇遠藤貴志(40=新・無)◇坂本康一(51=新・共産)◇遠藤崇広(41=新・無)の11人、合計11人となる。

 現職は◇樫村弘(74=無)◇石井敏郎(62=自民)◇磯上佐太彦(76=自民)◇小野邦弘(63=自民)◇赤津一夫(60=自民)◇蛭田克(66=自民)◇岩井孝治(60=自民)◇佐藤和美(47=自民)◇上壁充(60=社民)◇坂本稔(56=民進)◇溝口民子(69=共産)◇塩田美枝子(64=公明)◇小野茂(57=公明)◇阿部秀文(61=無)◇大友康夫(51=無)◇菅波健(59=自民)◇蛭田源治(62=自民)◇大峯英之(55=自民)◇永山宏恵(49=自民)◇福嶋あずさ(43=民進)◇狩野光昭(63=社民)◇伊藤浩之(55=共産)◇渡辺博之(51=共産)◇柴野美佳(51=公明)◇塩沢昭広(46=公明)◇安田成一(48=無)◇西山一美(56=自民)◇小野潤三(51=自民)◇吉田実貴人(47=自民)◇山守章二(47=自民)◇木村謙一郎(41=自民)となっている。

 各候補者とも当選ラインは、最低でも2500票前後獲得しないと難しい。安全圏は3000票前後となりそうだ。しかし、上位得票数増大で、下部は2200票前後で競う形となる。
同選管によると、同市の有権者数は9月2日現在で、男女合計27万9023人(男13万6253人、女14万2770人)となる。改正公選法は6月19日から施行されるため、選挙権年齢が18歳以上に引き下げられた。18歳と19歳は約6700人が含まれる。
◇おことわり(敬称略)無は無所属となる。

◆敬称略 (真島勝三主筆・元日本工業新聞社東北総局長・元産経新聞社記者)