自民優勢の波に乗る森氏逃げ切りへ

政治関連 20/07/2019

4野党共闘の新人水野氏猛烈な追い上げもまくり不発か「与野党対決で大荒れ」両候補者終盤最後まで票上積み図る

 第25回参院選は、あす21日に投票が行われ、即日開票されるが、福島選挙区は元少子化担当大臣・現職の森雅子候補(54)=いわき市、2期・自民党公認、公明党推薦=と、元県議新人の水野さち子候補(57)=会津若松市、無所属、国民民主、立憲民主、社民、共産の4党野党共闘=が事実上の一騎打ちとなっている。いわき経済報が20日までに、有権者への聞き込みと取材を加味し、世論調査を行ってきた結果、森候補が水野候補を抑えて逃げ切り、水野候補は猛烈に追い上げてきたものの、捲くりが不発となる模様だ。このほか、政治団体(NHKから国民を守る党)で、会社役員となる田山雅仁候補(35)=市原市(千葉県)新人・同党公認=は、ネットによる支持呼びかけにもかかわらず、票の伸び悩みとなっている。

 福島選挙区の3候補者は必至の訴えを今日、夜の選挙活動期限まで続けるが、これまで自民党や立憲民主党などの大物が応援に駆け付け、両候補者ともデットヒートを繰り広げた。が、有権者の核反応はイマイチで、どうも盛り上がりに欠ける。森、水野とも復興や原発問題、福祉、消費税増税などを訴え奔走してきた。

 森候補は公明党の推薦を受けたが、同党の母体となる創価学会員が自前の比例区候補者への呼びかけを行い、森候補のチラシを配るだけで森候補に対するアピールはいまいちだ。しかし、同学会員の票も自前比例区への投票と並行し連鎖的に増えている。

 また、水野候補は国民になじまない共産党を受け入れたことから猛烈な追い上げにも限界がある。しかし、その共産党がこれまでにない水野へと動きが活発化しているのも不気味である。水野候補の前身である国民民主は総力を上げ奔走している。4党野党の組織票などをまとめれば勝利への道へあと1歩といったところだったが100%に近いまでまとめ切れなかった。

 投票率は前回の57・12%を下回るものとみられるが、それでも55%と予測した場合は、森候補は約45万票、水野候補は約43万票とみられ、接戦の状況だ。両候補の票は投票率に比例するものとみられるが、森候補は1歩リードから逃げの態勢となっているものの、浮動票の伸びで水野候補は捲くり態勢からがゴール前で差し切ることも予想される。両候補ともマスコミ報道やテレビの政見放送に力を入れてきた結果がどう出るか浮動票を含めた有権者の動きがカギとなる。
 関係者によると、NHKは、期日前投票の出口調査をすでに実施、21日の投票日も同調査を行う予定としているため、早めの当落を打ち出すものと見られる。
産経新聞20日朝刊によると、自公改選過半数は確実と報道しており、東北の改選1人区などで苦戦しているが、福島選挙区の森候補は文字通り大波に乗り、いわき経済報の13日までの調査だと1歩リードしている。

◆敬称略 (真島勝三主筆・元日本工業新聞社東北総局長・元産経新聞社記者)

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