イオンスタイルいわき小名浜に出店影響か

 関係者によると、菓子販売の三万石(池田仁社長、福島県郡山市富久山町、TEL0249561111)は、いわき市にあるラトブ店を2月28日に閉店させることになった。10年の歴史に幕を閉じる。三万石ラトブ店は、複合商業施設となるラトブに、約10年前のオープンと同時に開店した。

 しかし、この6月に開業するイオンリテールのイオンスタイルいわき小名浜に新たに開店するために、ラトブ店の閉店を余儀なくされたものと見られており、同店の従業員は配置転換するといわれている。三万石は1946年に不二屋として設立され、創業71年の老舗で、和菓子と洋菓子、パンなどの菓子販売を主として県内の主要都市に拠点営業店を持つ。仙台市にも店を構え、サンフジ工房などを含めた従業員は約500人といわれている。

 イオンスタイルいわき小名浜のオープンで、イオンリテールのほか出店舗を含め、約2000人ともいわれる従業員を雇用するため、いわき市内の既存店などの従業員がイオンスタイルに流れるものと見られており、いわき市(清水敏男市長)は、打撃を受けないとしているが、既存店の雇用対策や販売対策に甘さが残る。イオンスタイルは時給1200円前後を支給するため、同市内のパイの中で移動するため既存の店は従業員対策に頭を痛めそうだ。

◆敬称略 (真島勝三主筆・元日本工業新聞社東北総局長・元産経新聞社記者)