NHK高専ロボコン全国大会に福島高専が出場

公共関連 29/10/2016

11月20日に国技館(東京都)で激戦へ「優勝の夢を目指し特訓」

NHK高専ロボコン全国大会に福島高専が出場

 NHKなど主催の全国高等専門学校ロボットコンテスト(高専ロボコン)は11月20日、東京都の国技館で全国大会が開かれる。高専ロボコンは、1988年から始まったもので、2016年で29回目を迎えた。このほど、仙台高専広瀬キャンパスで行われたアイデア対決全国高等専門学校ロボットコンテスト東北地区大会で見事にロボット連携が評価されて技術賞を仕留め、審査員の推薦によって、福島県いわき市にある福島工業高等専門学校(中村隆行校長)のロボット部活員学生3人が、NHKの「今年も魅せます!高専ロボコン2016開催!!」の全国大会に出場する。福島高専は、4年連続16回目の快挙である。これまで出場した全国大会の中で、準優勝1回、ベスト4が2回という実績のあるロボット製作に熱心な学生たちで、東北地区大会に出場した6人の学生たちが、全国大会目指し、ロボコンの成果が上がるよう毎日、ロボットの部品調整に励んでいる。福島高専チームは、優勝の夢を目指している。

 このロボコンは、ロボットにより、サイズ200ミリ×300ミリ×400ミリの化学繊維の箱を3分の制限時間内に、3体のロボットで所定の場所に、箱を4つの組み合わせで運び、積み上げ「砦」を築く競技。相手より高く積み上げれば勝利となる。この競技は、チームの学生3人がロボットを操るため出場できる。ロボットは、アルミニウムやポリカーボネートなどで組み立てられており、本体は、操縦しながら箱を持ち上げたりするため、負圧値はマイナス80キロパスカルで、4つの吸盤で箱を吸いつく真空システムを採用、コントロールして運ぶ。製作費は30万円以下と決められており、約半年かけて製造に取り組んだ。

 福島高専の東北地区大会に出場した学生Aチームは技術賞を受け、リーダーとなる鳥羽祐丘さん(20)、高椅諒太さん(19)、強口藍子さん(19)3人と、Bチームは本田技研工業の特別賞を受け、武田亮完さん(19)、国井陽気さん(17)、花塚彩乃さん(17)の3人。Aチームは、仙台高専(名取)Aチームと戦い、箱を順調に運搬したが、積み上げに1秒足りなかった。NHKのロボコンには、初年度から参加している。東北地区大会には、優勝した一関高専Bなど7高専14チームが参加した。

 鳥羽さんらは、ロボットものづくりを通し、卒業後はIT産業や電気・機械産業のリーダーを目指し、ロボット産業界の担い手として期待される。
写真=NHKのロボコン全国大会に出場するためロボットの調整に励む鳥羽さんら

◆敬称略 (真島勝三主筆・元日本工業新聞社東北総局長・元産経新聞社記者)

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