「クレハ環境がWEBサイトで公表へ」新型肺炎の従業員感染で

公共関連 19/04/2020

「新型コロナウイルス(新型肺炎)で対策本部を設置

 福島県いわき市は18日までに、新型コロナウイルス(新型肺炎)に合計9人目から12人目の感染患者が発生したと発表したが、クレラップを製造している大手化学メーカーのクレハ(小林豊社長)の100%子会社となるクレハ環境(名武克泰社長、福島県いわき市錦町、TEL0246・63・1231)は、同社従業員が新型肺炎に感染したため、対策本部を設置、詳細を同社WEBサイトで公表する。いわき経済報の取材に応じた。

 いずれの感染患者も3人は同市勿来町に住んでおり、エーピーアイコーポレーション(API社)の感染した従業員19歳の家族で、同市立勿来第一小学校に通う妹を始め、50代男性と40代女性の夫婦となっている。40代女性は団体職員で、同市常磐湯本町のさかえ保育園の保育士という。

 一方、30代男性はAPI社の従業員で、同居家族が3人となる。同市保健所は、健康観察を実施している。18日に陽性と判明したが、同居家族への感染が心配されているという。

 クレハ環境は、同市医療センターや市内の診療所などから廃棄される医療廃棄物などを焼却しているクレハの子会社で、この男性が従業員と濃厚接触していれば、感染がさらに拡大する恐れがある。50代男性は、消防団幹部といわれており、地域活動のメンバーとなっているだけに、濃厚接触者がいた場合は、感染の広がりは必至で、同市保健所の感染路追跡調査が待たれる。行動履歴の開示に期待したい。ダイヤモンド・プリンセス号を含めると、12例目となる。

 同市には平や小名浜、勿来、常磐など14地区名があり、静岡市に次いでの広域都市でもあり、地域名を公表することによって市民に注意を促す意味も大いにある。さらに感染者の従業員の勤め先を伏せるなど、市が責任逃れの公表、企業まかせの無責任な市政に市民から批判が高まっている。

 

続報 16:30/19/04/2020

 クレハ環境(名武克泰社長、福島県いわき市錦町、TEL0246・63・1231)は、同社従業員50代男性が新型肺炎に感染したため、「18日の陽性感染を受けて社内の感染防止に努める」として業務は継続するとしている。50代男性従業員は「無症状であり、マスクを着用し、ソーシャルディスタンス(間合い、対人距離≒意訳)を保ちながら勤務していたという。濃厚接触者に当たる従業員は、いないと考えている」と同社WEBサイトで公表した。

 同社は、対策本部を設置し、新型肺炎感染患者を出したが、営業・業務継続について「廃棄物処理は国民の安定的な生活の確保や社会の安定維持のため、不可欠な業務と位置付けられている」として引き続き、感染対策を徹底、廃棄物の燃焼工場稼働を続ける。

 同社は、50代従業員を自宅待機とさせているが、市民からは「現在症状がなくても、PCR検査の結果、陽性と判断されたわけで従業員の検査などをしない同社の安易な方針で感染拡大を防ぐことができるのか」と不安の声が上がっている。

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