「小名浜1小学童保育クラブでクラスター発生か「いわき市内8例目15人が感染」

公共関連 22/04/2021

新型肺炎が拡大の恐れ「23日から連休明けまで小学校休校へ」

 新型コロナウイルスの感染拡大で、大阪・東京などが1000人前後の新型コロナウイルス(新型肺炎)で、連日、新聞やテレビをにぎわせているが、福島県いわき市(清水敏男市長)でも22日までに関係者によると、クラスターの発生が懸念されている。同市内で8例目のクラスターが発生したのは、小名浜第一小学校で放課後に学習している学童保育クラブの児童たちで、同1、2小、小名浜西小学校の児童たちに波及することが心配されている。
 このため、福島県教育委員会、いわき市教育委員会は、23日から連休明けまで、小名浜の小学校を休校することを決めた。この児童たちは、全員が無症状で、各小学校に通っていたため、大勢に広がる可能性がある。20日、従事者1人が感染、関係者67人にPCR検査を実施したところ、新たに14人の陽性・感染が判明した。

 同市では、小名浜海陸運送(大曲一行社長、従業員約280人)の幹部を含めた従業員8人が新型肺炎に感染、クラスターとなっていたが、同市は社名を公表しなかった。同社は14日、いわき経済報=2021年4月14日電子版既報=に指摘され、4月19日に同社WEBサイトで発表した。同市内の建設会社や建材会社などの幹部も、料亭で4人以上による食事、感染したと関係者に伝わっているという。
 小名浜海陸運送は、三菱や常磐興産などが出資した小名浜港などの荷役を一手に引き受けている港湾関係の会社で、同港の貨物荷揚げはほとんどストップしたという。同社のY総務部長は「隠すつもりはない(コロナ)対策を練っている」とコメントしていた。

 また、昌平黌(緑川浩司理事長)の運営する東日本国際大学(吉村作治学長)野球部で部員149人のうちこれまで感染集団は合計42人が感染した。=2021年4月9日、いわき経済報電子版既報=としているが、1人増えて計43人となった。関係者によると、東日本国際大学の関係者(アルバイトを含む)などから感染が広まったという見方が出ているという。

 いわき市(清水敏男市長)は、事業所が公表していないとし、マスコミへの発表を避けている。連日のクラスター発生で、清水市政はプライバシー保護などで発表しないとしているが、不安が高まる市民には、さらにリスクが高まる。清水市政に「東京都よりも広い市なのに市民に感染地域も発表しないのは異常だ。どこでコロナウイルスに感染するか分からず不安である」と市内在住のSさんがぼやく。

 同市では、4月4日から21日までにコロナ感染、計195人の陽性が判明、合計480人となった。

 今回の学童感染で関係者は感染状況に大きな衝撃のほか危機感を抱いている。
 これまで福島県内では、3093人が感染、3月中に郡山市や福島市などで感染者が多く発生しているが、清水市長は、約100㌔離れた郡山市などから同市医療センターにコロナ感染患者を受け入れ、危機感がなかった。市民からは、コロナ患者がクラスターとして発生する不安が予測していただけに、清水市長の対応に市民から批判がでている。

 同市医療センターは、コロナ患者用6床、結核など感染症15床、合計21床のほかICU重症者向け3床あるが、感染者拡大を防がないと一般病床を含め700床あるものの、一般患者の入院病床が狭められる。すでに医療非常事態に近づいている。

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