長すぎた11年5カ月「後継者作りの声も」

 いわき商工会議所の会頭の小野栄重氏(67)=オノエー社長・慶応大学商学部卒=は、関係者によると、引退は現時点では白紙というが、今期で引退し、後継者にバトンタッチするもようであることが24日までに分かった。
 同商工会議所の通常議員総会は2022年11月に行われるが、一部の会員から「小野栄重氏は会頭就任後、来年11月で11年5カ月となる。後継者にバトンタッチする時期にきているのではないか。続投の意思は持っていないと思われる。新型コロナウイルスの感染防止や地場産業の経済の救済など行政と取り組んできた。東日本大震災後は、当時の上遠野直人専務理事らと会員の相談に乗ってきた。
 新型コロナウイルス感染の不況に伴う商店街や飲食店などの経済対策では佐藤博史事業担当理事や小林裕明常務理事に助けられた。行政に対する取り組みも―」と関係者が評価する。
小野会頭は、いわき経済報に対し「今は全く白紙の状況です。新型コロナ対策に集中しています」と語る。
 小野氏は、2005年7月に副会頭に就任し、故・有賀敬四郎氏(会頭)の後に、11年5月に会頭就任以来、21年12月までに10年7カ月となる。

東日本大震災に対応評価
 松﨑勉氏=大和電設工業会長、正木好男氏=小名浜製錬顧問、斎藤一彦氏=常磐興産社長は後継者のため引退している。同商工会議所発展に同市の経済界のリーダーとして尽力してきたが、後継者のために引退している。
 現在は、副会頭に庄司秀樹氏=東洋システム社長、根本克頼氏=根本通商社長、佐藤君榮氏=うおしん社長、長谷川浩一氏=堀江工業社長の4人が就任している。

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 会頭選挙は来年11月に行われ、任期は3年。小野会頭が引退すれば新たな会頭に立候補する会員が、複数となれば選挙となる。いずれにしても臨時議員総会で承認後、選任されたのが新会頭となるが、内田広之市政には、期待できず、新たな会頭には「コロナ禍の経済対策はもちろん、脱炭素で地域活力、企業誘致や商議所促進を図るため、口先だけの会頭にならないよう取り組んでほしい」と願う。
 いまだに市政は各種イベントに力を入れすぎ、市民生活向上やインフラの地域開発が遅れている。また、商業などの促進をおろそかにしてきたといえる。内田市長は、民間人などの訪問者と記念写真を撮るなど客寄せパンダならぬ、客見せパンダになっているようだ。何ら前市長と変化がないと、いわき経済報には市民から指摘の声が大きい。

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