「新型肺炎患者9人目から12人目に波及」福島県いわき市勿来町

公共関連 18/04/2020

「新型コロナウイルス(新型肺炎)にクレハ環境とAPI社従業員」クラスター発生

 福島県いわき市は18日までに、新型コロナウイルス(新型肺炎)に9人目から12人目の感染患者が発生したと発表した。まさにクラスター(感染者集団)発生が同市内にも、さらに波及する恐れがでてきた。

 いずれの感染患者も3人は同市勿来町に住んでおり、エーピーアイコーポレーション(API社)の感染した従業員19歳の家族で、濃厚接触者の50代男性と40代女性の夫婦、10代女性の小学生となる。小学生は、同市立勿来第一小学校に通っている。また、30代男性はAPI社の従業員で、同居家族が3人となる。現在、健康観察を実施している。18日に陽性と判明したが、同居家族への感染が心配されているという。

 同市が発表した50代男性は、関係者によると、クレラップを製造している大手メーカーのクレハ(小林豊社長)の100%子会社となるクレハ環境(名武克泰社長、福島県いわき市錦町、TEL0246・63・1231)の従業員となる。クレハ環境は、同市医療センターや市内の診療所などから廃棄される医療廃棄物などを焼却しているクレハの子会社で、この男性が従業員と濃厚接触していれば、感染がさらに拡大する恐れがある。50代男性は、地域活動のメンバーとなっているだけに、同市保健所の感染路追跡調査が待たれる。

 これらの新型肺炎感染者夫婦は、4月16日に陽性と判明した19歳の男性と同居していたもので、夫婦と10代の女性は18日に陽性と判明した。各感染者の行動歴は同市保健所で調査しているが、50代男性は地域活動のメンバーとなっているだけに、感染経路の追跡調査が待たれる。40代女性は、団体職員となっており、教育関係の施設に勤務しているという。

 クラスター発生で、ますます広まる心配がでてきたため、市民たちは、政府の緊急事態宣言に従い、夜の飲食店やパチンコ店などの密集した施設などは避け、個人個人が最大限に感染対策に注意する必要性に迫られている。
 エーピーアイコーポレーション(API社)いわき工場の従業員感染は、これまで6人の感染患者が発生しており、家族を含めた市民への広がりが心配されている。
ダイヤモンド・プリンセス号を含めると、12例目となる。

 清水敏男市長ら関係者が、新型肺炎感染者のメディアの記者発表を行っているが、個人情報を理由に、感染者の入院先や同市の地区名は公表していない。同市には平や小名浜、勿来、常磐など14地区名があり、わが国でも指折りの広域都市となり、それらを公表することによって市民に注意を促す意味も大いにある。さらに感染者の従業員の勤め先を伏せるなど、市が責任逃れの公表、企業まかせの無責任な清水市長に市民から批判が高まっている。クルーズ船の場合は、政府の方針で感染者入院先の病院名を公表しなかった。
 今後、多くの市民に感染する恐れがあり、地域住民に拡大する危機感がある。

 いわき経済報では、市民の注意を促す意味でも、感染者の勤務先や地区名が判明すれば報道することにしており、感染拡大の防止に少しでも役立てていきたい。

いわき市からの発表はこちらをクリック

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