「本庁舎耐震工事大幅遅れ」いわき市

公共関連 08/07/2020

工事費66億円に批判

 関係筋が、7月7日までに明らかにしたところによると、福島県いわき市(清水敏男市長)は、同市役所の本庁舎(梅本庁舎)の耐震改修工事を進めているが、工事完了期間は来年3月から7月末に工期延長となる。約4カ月の遅れで、同市議会議員に説明する。
 この耐震工事は、工事費の増額や工期の延長がたびたび発生、工事費も当初から大幅増額となり、66億938万3180円に膨れ上がった。この莫大な数字は、新本庁舎の建設ができる工事費であり、計画性のない清水市長の責任を追及されてしかるべきだ。

 同工事を請け負った大成建設(村田誉之社長・東京都)が、この庁舎を1971年に着工した間組(現・安藤間)の手抜き工事だったと、またまた同市に迫る強引で約3億円から約5億円の追加費用を求めてきたことが、2月23日までに、いわき経済報の取材で分かった。=同報4月1日号既報・詳細に報道=電子版も。このため、清水市長は、同市議会の同意を得たい考えだったが、度重なる工事費の増額に、清水市長は政治生命にかかわるとして大成に対して難色を示していた。
 清水市長は、市民の税金垂れ流しで大成と癒着しているのではないかと、議決機関などの間で噂が広まったこともあり、市政の私物化とも受け止められる政治姿勢に批判が出ている。
この工期延長で、変更の契約や年割額変更、さらに人件費などの増額を迫られることひっしである。

 大成のデタラメ積算で「もっとよこせ」と芝居が始まったのは昨年9月の議会からで、地盤の軟弱があり工事費が足りないと、約5億4859万円を追加した。同市が大成と契約した金額は2017年6月に工事費57億6720万円だった。
大成から工事費が足りないとして18年11月に2億6153万3000円の補正を認めた。19年2月には変更した合計工事費は59億1208万8480円に上った。さらに2度の補正を組み、合計工事費は約66億円を上回った。

 昨年9月の議会では、5億4800万円追加工事費の補正案について政策総務常任委員会を開き、志帥会(11人)と創世会(6人)が、免震工法の発注が間違っていると指摘し、追加予算提案は納得できないとして反対討論をした。2019年8月23日の臨時・特別号いわき経済報既報。=7月31日、8月28日、9月20日、9月25日のネット電子版で断続的に報道してきた。これら志帥会と創政会の2会派は同市のデタラメな提案に反対した。
 清水市長支持派の自民党一誠会(6人)と、革新系などを含めた日本共産党・市民共同(4人=伊藤浩之代表は共産党を離党している)のほか、公明党(4人)さらに、つつじの会(3人)や清政会(1人)や改革の会(1人)や無所属の会(1人)が賛成に回ったことから追加予算は可決された。これらの議員に対し市民から批判が高まり、共産党までもがムダ金の支出に賛成したと一部議員から驚きの声が上がった。

no comments.

Top