いわき市民の怒り「3回目接種」吉野議員パーティーで話題に

 福島県相馬市の立谷秀清市長が、いわき市の内田広之市長から新型コロナウイルスのワクチンをもらい3回目を接種したと、27日、東京・平河町で行われた吉野正芳元復興相(福島5区選出)を励ます会パーティーの席で、集まった吉野議員支持者の前で得意げにスピーチしたことが話題になった。新型コロナ流行は収まる見通しがついていない。しかも、新変異株となるオミクロン株の感染拡大の可能性のある最中、内田市長が政策的にいわき市持ち分のワクチンの便宜を図ったことに市民から批判の声が上がった。

 立谷市長の発言に、吉野議員支持者は驚き、首長(市長)として資質に欠けるとぼやいていたという。
 いわき市保健福祉部によると、12月17日、ワクチンは、モデルナ製1バイアルを融通した。
 さらに、同市民は3回目のワクチンを接種していないのに、保存ワクチンがあるからといって相馬市に融通するとは「ワクチンの私物化だ。内田市長は市民のことなど心配していないと」怒りを隠せない。内田市長の独断と偏見が露呈したといえる。

内田市長から融通受けたと得意「ワクチン接種の私物化か」

 立谷市長は、1983年に立谷内科医院を開業した。2002年1月に、相馬市長となる。医師の資格はあるものの、市長の公務でほとんど一般市民の診療には医療従事していない。医師や看護師など医療従事者は、全国的にも優先的に3回目のワクチンの接種を始めているが「立谷市長は、普段、選任的な医療従事者でもないのに、一般市民を無視した3回目のワクチン接種は地位の利用に当たる可能性がある」と、いわき市の学識経験者が指摘する。
  
 いわき市の市民は、3回目のワクチン接種はしていないが、医療従事者には、12月28日までに、ファイザー製821バイアルのワクチン払い出しを行っている。医師など医療従事者が接種したかどうかは、同市に報告がないので不明だ。
 いわき市民が接種していないのに、政策的に相馬市に融通したのはとんでもないことだと指摘している。いわき経済報は、内田市長に「相馬市の立谷秀清市長にワクチンを渡したか」とコメントを求めたところ、内田市長は立谷市長に融通したことを認めた。
写真=いわき市民がワクチン3回目を接種してないのに相馬市に融通した内田市長と内田市長からワクチンもらい3回目の接種をしたと得意げな相馬市の立谷市長

相馬市・立谷市長/いわき市・内田市長

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