「菅波健議長(いわき市)ら幹部が台風19号の接近最中の祭典視察」

政治関連 01/11/2019

延岡市「第23回のべおか天下一薪能」祭典に参加は必要だったのかと市民が批判

 福島県いわき市内は台風19号の影響が大きく、夏井川の氾濫などにより、一般家庭などに供給する水道が平浄水場の浸水で濁水や汚泥による被害が発生し断水、死者もでるなど被害が大きかった最中、台風が接近している10月11日、菅波健・同市議会議長や部長級幹部たち5人が兄弟都市を結んでいる宮崎県延岡市の「第23回のべおか天下一薪能」祭典に参加していたことが、29日、市民からいわき経済報への情報提供で分かった。菅波議長らは12日、空が暗くなるころに薪能を鑑賞していた。これを知った市民などから「台風の最中、議長や市幹部たちが祭りの視察とは、市はどうなっているの…」と批判の声が寄せられた。

 菅波議長のほか、M特定政策推進監ら部下と議会事務局幹部ら4人と民間団体関係者が、延岡市の招請で視察した。清水敏男市長も招請されていたが、部下に参加するよう指示をしたという。新妻英正副市長や渡辺仁副市長が、この台風接近に危機感を持たず部下職員を12日に行われた薪能の祭典に参加させたという認識の甘さは批判されても仕方がない。延岡市とは1997年5月に兄弟都市を締結した。

 市の関係者によると、文化や産業やスポーツなどの分野で交流してきたが、台風が接近してきている最中なので、義理という考えがあっても招請は断るべきだった。12日朝には、エリアメールによる避難準備と高齢者に対する避難発令されていた。午後には警戒レベル4に当たる避難勧告が発令、夜には避難指示が発令されていた。
市関係者は、この推進監は同市が台風の最中、部下などに対し電話連絡で対応していたというが、清水市長ら特別職が責任を持たず薪能の出席を断念させなかったことと、菅波議長ら議会事務局を含めた幹部たちがこぞって延岡市に出向いたことは文字通り危機管理が甘いのではないか。市民に対する台風への認識がなかったといえる。

 清水市長は「延岡市には担当部長である特定政策推進監が、私の代役を果たすべく出張したもの―」と事実関係を認めた。

◆敬称略 (真島勝三主筆・元日本工業新聞社東北総局長・元産経新聞社記者)

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