「追加見積り16億2000万円で市側6億7600万円に」9月補正5億4800万円

大成建設デタラメ積算「むしり取られる清水市政」大成に総額560億円を発注

 福島県いわき市(清水敏男市長)が26日、同市議会正副議長に、27日、各会派に説明したところによると、本庁舎の耐震改修工事(免震装置)の補正額は5億4859万2000円となり、大成が打ち出した追加見積りは、16億2032万9000円となる。まさに驚く追加見積りだ。大成のデタラメ積算に清水市長は、むしり取られている。大成外のスーパーゼネコンの技術者は、大成と清水市長が癒着しているとしか思えないと語っている。これに対して同市が大成に打ち出した分担金額は6億7689万7000円となった。

 大成と同市が2017年6月に契約した工事費は、57億6720万円だったが、大成から工事費オーバーとなるとして18年11月に2億6153万3000円の補正を組み、19年2月には、変更契約合計金額59億1208万8480円を議決した。この9月には、5億4859万2000円の補正を同市議会に上程する予定だ。総額64億5948万円となる。
また、契約工期も変更となっており、19年8月30日に工事を終える予定だが、21年3月に変更し、14カ月の大幅に遅れとなる。現在の工事ペースだとさらに遅れること必至だ。
 大成の手口は、工事費が足りないと泣きつくことで、清水市政はあっさり補正を認めるという芝居を打って出ている。同市議会も2回目となる補正を認めれば市民からは同市議会もメクラ判を押したとレッテルを貼られること必至である。市民からはムダ金と批判されているが、清水市政に危機感は全くない。

 予算を担当する岡田正彦総務部長は、本庁舎耐震改修事業として補正を組む必要性を同市議会に説明し、理解を求めることにしているが、新たな課題が発生したからといって、リスク分担など大成建設と話し合いを進め①残土の改良など②既存躯体の補修③その他として地中障害物など撤去④3―2工区既存杭高止まり⑤工期延伸に伴う経費の増⑥労働者確保に要する間接経費⑦インフレスライドは同市の負担とする理由付けをしている。
 清水市政となってから同市医療センターに444億8000万円、旧磐城共立病院解体に50億円(駐車場整備25億円を含む)、本庁舎耐震工事に64億5948万円となり、総額559億3948万円となる。同市は全て大成建設に発注している。

 同市の一般会計は、3・11の震災前は約1200億円となる。21年度からは同市の財政は厳しくなり、道路などのインフラ整備はできなくなるという。清水市長は、サッカーも税金投入はダメで、イベントなどだけに熱中することを余儀なくされる。
=2019年7月31日、8月27日、いわき経済報電子版既報

◆敬称略 (真島勝三主筆・元日本工業新聞社東北総局長・元産経新聞社記者)

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