「逆転劇に走る副議長に佐藤和良氏、議長に大峯氏の選出決まる」7日いわき市議会

政治関連 07/10/2020

常任委員会政策総務に大友氏が委員長、議会運営委員会委員長に永山氏らが就任「安田氏に反発会派出現」

 いわき市議会は7日、臨時会を開き、正副議長などを決めた。志帥会、公明党、つつじの会、清政会の合計19人が票を入れ、新議長に大峯英之氏(59・志帥会=11人)を選出した。日本共産党は菅野宗長氏(60)を出したが支持は共産の2人だけだった。午後からは、副議長選出に入り、安田成一氏は(52・つつじの会=3人)志帥会、公明党、つつじの会などの支持を得たが、S会派などに不満がある仲間が造反した結果である。副議長立候補には共産党も手をあげていたが、急きょ取り下げた。そのため安田氏らは多数派工作に失敗、安田氏は17票、佐藤和良氏(66・創世会7人)に18票(共産2票含む)、反発会派、白票2で、予想を1票上回り大逆転、佐藤氏がバンクゴール前で捲くり、タイヤ差のちょいさしで新副議長は和良氏となった。

 議長の支持は志帥会11人、公明党4人、つつじの会3人、清政会1人の投票で決まったもの。正副議長などの選出には茶番劇があり、志帥会の永山宏恵会長(53)や小野潤三氏らが水面下で公明党などに根回しを行い、最大会派となる同会11人の独断と偏見で、公明党の小野茂氏や塩田美枝子氏に副選出を持ち込んだが、正式に断られた。小野や塩田両氏は、副を受けたい気持ちがあったとしても、関係筋によると同党のシステムで議会の正副は受諾できないという。この決まりに永山会長は無知だったといえる。このため、つつじの会の安田氏らに接触、副選出を実現させたい願望があった。他議員によると、永山氏は安田氏に対し、コンタクト的好意を持っているという。いわゆる志帥会一部議員は「市議会の私物化」に走ったといえる。

 このほか常任委員会の市民生活に塩沢昭広氏(50)、教育福祉に木田都城子氏(51)、産業建設に狩野光昭氏(67)の各氏が委員長、議会運営委員会委員長に永山氏(53)が就任する。志帥会らの一部議員工作による議員熟練経験者の能力よりも個人的にコンタクト、気の合った議員を選出したといえる他議員や市民を無視したお友達の議会人事となった。

 一方、市監査委員には、副議長経験の蛭田源治氏(66・志帥会)と上壁充氏(64・創世会)が専任の同意を受けた。副議長経験者は市監査委員を辞退するのが常識論である。正副議長経験者が監査委員になるのは、権力の独占となり、開かれた議会運営にならない。蛭田氏も前代未聞の出来事で仲間からも驚きの声が上がっている。
同市議会はこれまで、全国的な議会機関の流れとして議会運営を有意義的にするため、正副議長選出には、第一会派が正、第二会派が副とすることが慣例で、同議会は申し送りで2年交代(前議長は4年の任期を全うした)だったが、清水敏男市長を支持する第二会派の赤津氏に対する風当たりが強く、各派議員が難色を示していた。また、清水市長は、公明党に第二会派から副を選出するよう水面下で動いたとされるが、公明党は赤津副議長誕生へ難色を示したことから、副の線は消えたといわれる。議会と相反する首長(清水市長)が根回しするという前代未聞の行動に対し、一部議員から議会軽視、執行部と議会の状況を見極めない清水市長に資質に欠けると関係内部から批判がでた。大峯氏は9月の改選期後、10月に入って3期7日目、佐藤氏は10月から5期目となる。(敬称略)

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