「2月に訪中団中止」中国・撫順市

政治関連 28/01/2020

 9年ぶりの訪中団=2020年12月26日いわき経済報電子版既報=が中止―。中国・武漢市で発生した新型コロナウイルス肺炎の流行を受け、2月11日から15日まで福島県いわき市関係者などが撫順・瀋陽・大連の各都市(旧満州)現・東北地方を訪問、人民政府などと交流を深める予定だったが中止を決断し、友好交流は後回しになった。

 同市が中国・撫順市(炭鉱の町として栄え、重工業都市に発展)と友好都市を締結したのは1982年4月だった。それから約37年8カ月。経済や医療、文化、教育の分野で交流を始めたが、2010年9月に交流が途絶えた。13年、清水敏男市長が初当選したあとも撫順市に重点を置くことがなく、交流は依然として進まなかった。

 清水市政の怠慢が、タウンズビル市などと利害関係を重視したことも原因で交流が途絶えた。この訪中団は、いわき市の清水敏男市長、菅波健議長の足並みが乱れたのか、なぜか両首脳が訪中しないことになっていた。これまでは故・田畑金光市長ら首長も参加し、交流を深めていたが、両首脳の欠席は、撫順市の交流先に失礼だという声もある。

 台風19号がいわき市に接近しているのにもかかわらず、宮崎県延岡市の薪能に、清水市長は部下職員をやらせ、菅波議長は自ら薪能祭に参加し、それぞれ市民などから批判が高まった。遊びともいえる薪能に参加、友好都市交流に参加しないという異常ともいえる行動には理解ができない。
 撫順市交流は、当初11月26日から30日まで、清水市長を団長に9人が訪中する計画があったが、台風19号などの大雨、未曽有の水害で断念、先延ばししていた。さらに中止、訪中団のめどは立たない。

 なお、いわき市はオーストラリアのタウンズビル市と国際姉妹都市、宮崎県延岡市と兄弟都市、秋田県由利本荘市と親子都市、ハワイ州カウアイ郡と国際姉妹都市をそれぞれ結んでいる。

◆敬称略 (真島勝三主筆・元日本工業新聞社東北総局長・元産経新聞社記者)

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