「教職員50代2人」感染拡大の可能性も

 福島県いわき市(内田広之市長)は11日までに、新型コロナウイルス検査で陽性の検体を含め、変異株(L452R)のPCR検査を実施しているが、同市内でオミクロン株に4人が感染したと発表した。1月4日から同10日までに、コロナウイルスに感染した陽性患者(陰性を含む)の変異株を検査した結果、判明したもの。

 市では、変異株PCR検査の結果、陽性であればデルタ株の可能性が高いが、陰性であればオミクロン株の可能性が高いと指摘している。PCR検査で陽性が判明した検体については県衛生研究所にゲノム解析を依頼している。このうち4件はオミクロン株と判明した。この一般人を含む4件の感染経路は特定されており、市中感染の可能性は低いとみているが、オミクロン株は感染力が強力なため、過信するのは危険である。

 市内の教職員50代男性は4日、症状が確認、8日、陽性と判明したが、教職員接触者のPCR検査結果は全員が陰性となった。同50代女性は5日、症状が判明した。8日、陽性が認められた。市によると、児童や生徒とは接触がないという。
 4日から10日までに、変異株の検査件数は、行政、保険診療検査を含め25件、このうち陰性は18件となる。変異株の陰性割合は72%となる。
 10日までに市内の感染者は2464人となり、市外居住者は62人となる。オミクロン株は市民に広まる可能性もある。
 内田市長は、これまでのマスコミ記者会見などで「情報開示が不十分だ。いつ、どこで発生したのかをきちんと知らせることが大切で、めりはりのある情報開示に努めていく」など可能な限り地域や施設名を公表するとしていたが、オミクロン株は感染拡大が懸念されているにもかかわらず、市内の地域と学校名は公表していない。市民の不安をあおるばかりだと、オミクロン株感染を知った市民などから批判されている。

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