いわき市の「土建業者などスナックで感染か」JR関係者も

公共関連 11/05/2021

新型コロナこれまで671人に拡大「東日本国際大留学生も感染」

 新型コロナウイルス(新型肺炎)の感染拡大は、福島県いわき市でも、歓楽街で感染した中堅クラスの土建業者の社長らを含め、すでに11日までに671人が感染した。清水敏男市長は、市民の希望者3000人へPCR検査を行うというが、それよりもワクチン接種を急ぐべきだとして市民から批判の的になっている。75歳以上の高齢者に対するワクチン接種も少なく、市民のいら立ちが続く。65歳以上のワクチン接種高齢者は約10万人となる。10日、6人の感染者が確認され、計671人(市外感染者21人を含む)となった。これは、高い水準で推移するステージⅢに相当する新型コロナ感染拡大が続いているため、市内の医療体制も深刻な状況に追い込まれる恐れがある。

「飲食店などへ時間制限自粛要請」酒類は午後7時まで
 関係者によると、市は、食品衛生法に定められている接待などを伴う飲食店を対象に、5月13日から31日まで、午後8時から午前5時までの営業自粛(酒類提供は午前11時から午後7時まで)とし、時間短縮の制限を求める。市の方針によると、店の売上高に応じて1日当たり数万円を時間制限による協力金の支給を行うという。

 これまでの新型コロナ感染状況は、企業によってはWEBサイトで公表するが、感染隠しを行う企業もある。心情は理解できるが、これは市民の不安をあおるばかりだけでなく、正確な情報がないと悪質なデマの流布が拡大する恐れもある。さきに、従業員が感染した小名浜製錬や山菱水産、老人施設となるはなまる共和国(飛鳥)などは、いち早く公表した。山菱水産はクラスターとなったが、従業員は2人を残し、病院を退院した。同社は、今後もアルバイトを含めPCR検査を行い感染防止に努めるという。東日本国際大学を運営する昌平黌(緑川浩司理事長)は、一般学生や他部内での感染、ベトナム人の留学生が感染したにもかかわらず公表しなかった。また同大学生も当初から感染状況を知らされていなかったという。同大野球部員42人の状況や、福迫昌之教授(野球部長)ら関係者の処分も公表していない。

 小名浜第一小学校で放課後に学習している学童保育クラブの児童たちも新型コロナ感染で、同1、2小、小名浜西小学校の児童たちに波及することが心配されていた。このため、福島県教育委員会、いわき市教育委員会は、4月23日から連休明けまで、小名浜の小学校を休校したという。4月20日、従事者1人が感染、関係者67人にPCR検査を実施したところ、新たに14人の陽性・感染が判明した。
 小名浜海陸運送(大曲一行社長、従業員約280人)の幹部を含めた従業員8人が新型肺炎に感染、クラスターとなっていたが同社は、いわき経済報から指摘され、約5日後に公表した。このほか地元スーパーマルトの従業員も感染したが、安島浩社長は公表している。

感染が当たり前となってきた日常
 福島県内では、すでに3962人が感染、3月中に郡山市や福島市などで感染者が多く発生していたが、清水市長は、約100㌔離れた郡山市などから同市医療センターに新型コロナ感染患者を受け入れ、危機感がなかった。新型コロナ患者がクラスターとして発生し、感染拡大するのではと不安視されていただけに、清水市長の対応に市民から批判がでている。同市は小名浜など12地区あり、市民からは、せめて地区名だけでも公表すべきだという声が大きい。また、会津若松市でも拡大している。

 いわき市医療センターは、コロナ患者用6床、結核など感染症15床、合計21床のほかICU重症者向け3床あるが、感染者拡大を防がないと、一般病床を含め700床ある病室も、一般患者の入院病床が狭められる。すでにステージⅢの医療非常事態に近づいている。

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