いわき市の「昌平黌二ツ屋箭荘でクラスター」

公共関連 14/05/2021

勤務者1人、高齢者4人が陽性、新型コロナウイルス感染し入院

 新型コロナウイルス(新型肺炎)の感染拡大は、福島県いわき市でも、クラスターが拡大、社会福祉法人昌平黌(鈴木久理事長)が運営する介護老人保健施設の二ツ箭荘(菅波靖夫施設長、高齢者73人が入居)の高齢者ら5人が次々と感染した。二ツ箭荘では、市保健所などの指導を受け、感染防止に努めているという。
 5月2日、勤務者1人が陽性と確認された。その後、10日までに高齢者4人が感染した。
 また、学校法人昌平黌(緑川浩司理事長)の関係で、ずさんな対応が批判された。感染原因は不明としているが、二ツ箭荘のそばには、同大の野球部員が練習するグラウンドがあり、断続的に練習していたという。また、同大ベトナム留学生が感染したが、緑川理事長はなぜか公表していない。

コロナ感染防止ずさんで野球部長ら8人処分
 一方、東日本国際大学野球部硬式野球部員42人のコロナ感染で、クラスター(感染者集団)発生から緑川浩司理事長らの決断が遅すぎた関係者の処分となった。
13日、同部の福迫昌之部長(学長代行)を厳重注意するとともに部長職解任、田中みわ子副部長(学科長)も今月末で解任を決めた。このほか、13日付けで仁藤雅之監督は厳重注意のほか1カ月の謹慎処分、吉田幸祐、太田雅一、天野勝仁3人の各コーチも1カ月の謹慎処分とした。吉村作治学長は厳重注意処分とした。福迫部長らの解任処分は5月31日付けとなる。福迫部長と田中副部長の職制は解かない。緑川理事長は給与10分の1を2か月間に渡り、自主返納するという。なお、新たに中山哲志健康福祉学部教授が、硬式野球部長に任命された。6月1日から野球部員の指導に当たる。

 同市では、13日までのウイルス検査の結果、722人(市外居住者21人を含む)の感染が確認されており、3日、個人宅で野外会食(バーベキュー)を楽しんだ家族や知人など19人のうち6人が感染した。このほか、705例の感染した市内の市立校の50代の男性教員が陽性と確認された。このため、一応15日まで臨時休校とする。清水市長は、学校名の公表を避けている。小名浜第一小学校学童保育クラブの児童たちも感染したが公表しなかった。学校の休校は、個人情報保護法に抵触することはないとみられるが、プライバシー保護の観点から行政は公表に踏み切れない。
 同市では、歓楽街のSスナックバーで飲酒した中堅クラスの土建業者の社長らを含め、すでに13日まで高い水準でコロナ感染拡大が推移している。市医療センターの医療体制も深刻な状況に追い込まれ、ひっ迫すること必至だ。これまでのコロナ感染状況は、企業によってはWEBサイトで公表しているが、コロナ隠しを行う法人や特定の法人を報道しない県内マスコミもある。これは、市民の不安をあおるばかりだけでなく、正確な情報がないと悪質な個人情報の拡散やデマなどが拡大する恐れもある。

 いわき市医療センターは、コロナ患者用6床、結核など感染症15床、合計21床のほかICU重症者向け3床あるが、感染者拡大を防がないと、一般病床を含め700床ある病室も、一般患者の入院病床が狭められる。すでにステージ4の医療非常事態に近づいている。

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