いわき市・断水の平地区の鎌田、北・南白土、上高久、上片寄の一部が23日に通水再開へ

公共関連 21/10/2019

台風19号による平浄水場が復旧、27日までは全域で正常に給水

 福島県いわき市内は台風19号の影響で夏井川が氾濫、一般家庭などに供給する水道の平浄水場浸水で、これまで水道使用不可能だった約3万6000戸で22日、23日までに同市平の下平窪、中塩、四ツ波、幕ノ内、鯨岡などのほか、23日には鎌田、中山、北白土、下片寄、上片寄の一部などで通水、住民に供給すると21日、記者会見で発表した。同市水道局では段階的に給水の犯意を拡大、24日から25日までは四倉・各町地区の一部、水道管の点検を含め、早ければ27日までには全戸で断水の解消を見込んでいる。

 同浄水場は、濁水や汚泥による被害が発生したため、ポンプを動かす動力源の電源装置が水没した。このため、給水の運転停止を余儀なくされていた。
 同市水道局の上遠野裕之水道事業管理者は「市民に迷惑をかけているが、浄水処理や運転制御が可能となった。断水範囲が広域的だが、いっぺんに通水することは困難なため、浄水場から近い範囲で供給することになる」と、断水していた平、四倉、久之浜、大久地区などから通水させるという。この通水は約10日振りとなった。
 平浄水場は、1日当たり6万2340立方メートルの浄水能力があり、ポンプ圧送で家庭や企業などに給水している。台風19号で、同浄水場が被害に遭ったが、行政機関のハザードマップでは浸水区域に指定されており、清水敏男市長・市政の怠慢で、浸水を防ぐ対応ができていなかった。今後の課題を残したといえる。同水道局では、あらゆる災害に備え、水道管を同市内一本につなぐ計画を進めており、2020年度には完了する予定となっている。

◆敬称略 (真島勝三主筆・元日本工業新聞社東北総局長・元産経新聞社記者)

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