「妻を呼ぶ」コメントと違う内田市長

 ただいま単身赴任中です?―。2021年9月に行われたいわき市長選で、大金を投入し、これまでにない金にものを言わせる戦いとなった。各立候補者激戦の上、内田広之市長が誕生した。内田立候補者らについて「いわき経済報=21年4月26日付け既報、電子版でも報道したが、当時、内田ひろゆき後援会(吉村作治会長=昌平黌・東日本国際大学要員)ら内田支持陣営の輩からいわき経済報に誹謗中傷があった。
 
 関係者によると、内田について同後援会ニュース(第1号から第3号)を新聞折り込みで配布、学力日本一などと、大げさな公約が目立った。内田自身の私的なこととなるが、同市の歴代市長職で内助の功となる妻が自宅に不在は、初めてのケースという。内田の家族は子供を含め、関東圏で生活しているようだが、同市では、市民から選出された市長が単身赴任となるのは前代未聞だ。「当選し、市長となったことで、妻と同居する決まりはないが、独身ならともかく、妻がいれば、常識的に同居が当たり前だ」と、常識ある国を含めた県や市の議員たちも指摘する。

 内田は役人生活だけの経験で、渡辺敬夫・元市長らから出馬しろといわれ当選を目指して立候補した。当選した内田は、単身赴任で真剣に市民の生活向上や地域の活性化を図れるだろうか疑問符が付く。現職の清水敏男市長らを倒し、市長職に就くことになったが「舞い上がる紙風船のようなものだ」と、医療、産業、福祉など公約に期待持てないと、ある学識経験者は指摘する。

「公約は守られるか」

 一方、市長選で内田を支持し陰で動く渡辺敬夫・元市長、国会議員とトラブルがあったとされる坂本誠二支持者や東日本国際大学を運営する昌平黌の緑川浩司・理事長と、同大の吉村作治・学長(当時)や市議会議員で奔走する志帥会の菅波健、小野潤三、永山広恵らが内田の周りで暗躍していると関係者がズバリ苦言を呈している。
 このほど、お友達人事で、下山田松人を副市長に、増子裕昭を代表監査委員に起用した。
 この4月の人事も、下山田副市長の自身のお気に入り人事として内部からも批判されている。歴代市長は、消防長を士気高揚のため、部内から昇格させていたが、消防長に水道局長の大嶺常貴を移動させた。保健福祉部長に久保木哲哉を、生活環境部長に渡邉一弘を、こどもみらい部に中塚均を起用するなどした。

 内田は同大学の非常勤教授を務め、同大地域振興戦略研究所長の肩書を持ち、昌平黌の一員だった。市内経済界らの噂だと「創価学会(公明党)も水面下で支持したという。いずれ補助金を要求するだろう」と、学識経験者の話だ。「利害関係がないといいが、経済的な目当てに担ぎ出されたとすれば内田も短命だろう」と、チイチイパッパにならなければいいがと流布されている。
同 大学には1978年の故・田畑金光市長から故・中田武雄市長、岩城光英市長、1998年度までに、総額9億5820万円の補助金が同市から支払われている。2005年までの四家啓助市長時代は財務内容がデタラメという結論付けをされ、補助金は出していない。05年度から09年の櫛田一男市長時は、同国際大学は、15億円の補助を要請したが、巨額な補助は出せないとして同市は、市議会総務常任委員会に図り5億円の補助を認めたが、同国際大学側は、はした金はいらないと断った経緯がある。
 09年度の渡辺敬夫市長、13年度からの清水敏男市長の市政では補助金の正式要請は受けていない。内田市政はどう出るか注目したいところだ。

 内田は「2021年5月以降に妻を呼び寄せる」といわき経済報にコメントしている。また、昨年12月と年明け1月から再三に渡り、妻を呼ぶ(いわき市に)と断言した自身、単身赴任の理由を求めているが、取材を無視続けている。(敬称略)写真=内田広之市長

内田広之いわき市長

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