いわき市長選挙、現職・清水敏男氏当確

政治関連 10/09/2017

元職、新人破り再選を果たす「市政刷新掲げ支持獲得」投票率18時30分現在46%、地域医療・福祉や子育て、高齢者対策、復興仕上げの奔走実る

いわき市長選挙、現職・清水敏男氏当確

 任期満了伴ういわき市長選は10日、投票が行われ午後8時から即日開票の結果、同7時ごろには無所属の清水敏男候補(54=自民党推薦)が再選確実となった。某テレビ局がいち早くテロップで当確を打ち出した。

 新人の宇佐美登候補(50)と元職の渡辺敬夫候補(71)の2人を破り、当選を飾った。現職の清水候補と各候補者無所属、保守と左翼が激しい選挙戦を展開したが、いわき経済報7月20日号「清水氏1歩リード」既報の通り再選を果たした。3候補とも大票田となる同市平の中心街などで有権者へ7日間に渡り支持を訴えてきた。

 投票率は18時30分現在で46・28%(期日前投票13・48%)だった。各候補陣営は50%と予測していたが、期待通りにはいかなかった。今回の市長選は、いわき市長選始まって以来の現役などに対する誹謗中傷が多い戦いで、有権者から怪訝(けげん)されていた。

 清水氏は、県議4期、市議2期、現役の強みを生かし、市政刷新を主張、文字通り医療、子育て、教育、老人対策、企業誘致、復興の仕上げなどを訴えてきた。当選の要因は良識ある保守層、一部自民党支持派や無党派層、公明党の支持を受けたことによる。NHKなどテレビのテロップで知った支持者たちが、歓声を上げて清水氏を選挙事務所で迎えた。清水氏は「市民の声を行政に反映させ、公約を守り共立病院対策や復興の仕上げなどに取り組みたい」と決意を語った。

 マスコミの調査によると清水候補が有力、意外と伸び悩みは渡辺候補、善戦の宇佐美候補が追う形となったが苦戦ではあった。投票は午前7から同市内138カ所の投票場で実施された。いわき市選挙管理委員会事務局によると2日現在の有権者数は27万7150人(女14万1721人、男13万5429人)となっていた。

 東日本大震災・原発事故後、4年前の市長選では復興施策が争点に争われたが、今回は復興仕上げとともに、地域医療や福祉・子育て、老人対策のほか、人口減少を防ぐ施策として企業の誘致、学生支援で出身地への就職など将来像を描く展開となった。清水候補の勝利で今後は魅力あるマチづくりや市政構築へと進むことを望むが、選挙戦で市民に約束した公約も実現を果たしてほしい。

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 清水氏は「市民とともに創るまちづくり」を旗印に、イノベーション構想や子育て、高齢化対策、市立総合磐城共立病院の構築、トヨタ進出で水素燃料電池バスの実現、75歳からの高齢者向けバス、タクシー利用券の優遇、いわきFCスタジアム誘致などを訴えてきた。

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 得票総数は、清水敏男氏59,814票、宇佐美登氏36,411票、渡辺敬夫氏37,670票。有権者数275,079人、投票者数135,148人、投票率は49.13%であった。

■写真は再選を果たした清水敏男氏

◆敬称略 (真島勝三主筆・元日本工業新聞社東北総局長・元産経新聞社記者)

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