いわきグリーンフィールド改造 公募型発注に

 内田広之市長(福島県いわき市)は、いわきFCのため、何故急ぐのか。21世紀の森公園内にあるフットボール場「いわきグリーンフィールド」を大々的に改造するため、ゼネコンに公募型プロポーザルの方法で発注することが決まった。同プロポーザルは、設計・施工の一括発注として実施するもので、地元業者を含め、ゼネコンなどは同市公園緑地課に4月11日までに参加申込書を提出、5月10日までに技術提案書を提出する。いわき経済報に寄せられた情報によると「すでに業者は決まっているという噂がある」と懸念する声も多い。工期は来年のJリーグ開幕までに暫定の利用ができるようにする条件を求めている。
 市は3月10日の市議会最終日に採決を待ち望んでいたかのように、同24日、公募型プロポーザルの実施を各議員に伝えた。

内田市長の支持者への忖度か焦りか

 市は、ラグビー競技の公式戦ほか、さらに2024年度から県内で行われる男子サッカーのインターハイなどのため、とこのフィールド改造の理由を挙げた。市には福島県ラグビーフットボール協会の関係者が、同フィールドの整備を要請している。
 内田市長の本音は、J3に昇格するいわきFCのホームスタジアムのためなのか。同FCを運営するいわきスポーツクラブ(大倉智社長、いわき市)に依頼されたわけでないが、同FCは、23年のJリーグ開幕までに、ホームスタジアムとして観客収容人員5000人以上、照明光度1500ルクス(照明設備4基)などが必要とするホームスタジアムを持つことが条件となるため、この改造を急いでいると関係者は指摘する。一企業のために、上限建設費21億5600万円を投じるが、血税を投入するものだとして市民などから批判されている。
 同フィールド改造は、観客席5000席、照明設備、天然芝を人工芝、大型映像装置、ドーピングコントロール室、シャワー設備などを設けるため、本格的なサッカー場となる。内田市長がいう市民スポーツが手軽に楽しめるフットボール場として役立つのかは疑問だ。
 昨年9月の市長選挙勝利による支持者への忖度なのか、それとも政策の焦りかは不明である。

写真=公募型プロポーザルで大改造が決まったいわきグリーンフィールド
21世紀の森グリーンフィールド

Top