ベトナム人女性が見事看護師の国家資格に合格するなど看護師技能に一助となっている福島県いわき市にあるときわ会(常盤峻士会長)グループでは、15日、男女4人のベトナム人をEPA(日本とベトナムの経済連携協定)の制度で受け入れるため、いわき泌尿器科(同市内郷綴町沼尻62)で看護師候補生の入職式を行った。
 公益財団法人ときわ会(常盤理事長)が、グエン・ティ・ホアンさん(27)、バオ・ティ・ミー・グエンさん(32)の女性2人と、ドイ・シー・ダットさん(30)、グエン・バン・サン(27)の男性2人に、各人に辞令書を手渡した。
 常盤会長は、バオさんらに「看護師や介護士の技能を学び、日本の国家試験に合格するよう励んでほしい」と激励した。

ときわ会ベトナム人EPA実習生2

 グエン・ティ・ホアンさんらは、国家試験に合格するよう看護師技能などの技量を習得し、医療関係に役立つことを目指す。
同グループでは2015年度から20年度までに、EPA看護師と介護士の技能習得のために、常磐病院(新村浩明院長)で、看護補助職員としてベトナム人12人を受け入れている。このうち技能習得した7人が看護師国家試験に合格している。これまで3人が退職したが、EPA看護師5人と看護師候補8人が常磐病院で働いている。来年2月の第111回看護師国家試験に8人の候補者が受験、合格を目指している。EPAは3年間の技能習得が条件で研修を行っているが、ベトナムで職業に就くなどのほか、結婚を理由に帰国するEPA実習生もいる。常盤会長は「理由はいろいろだが、今後もEPA看護師候補生(ベトナム人)を積極的にサポートしたい。看護師国家試験に合格するよう実習などに励んでほしい」と語る。グェン・バン・サンさんら4人は、ベトナムの医療系大学で学んでいたという。

 EPA制度のベトナムの女性実習生では、2016年に来日、看護師国家試験に合格した鄧氏明幸(ダン・ティ・ミン・ハイン)さんが、現在も常磐病院で正規の看護師として働いている。ハインさんは、港湾都市のハイフォン市の出身。もっと看護師の腕を磨き専門知識を得たいとして、ベトナムに子供2人を残し、常磐病院で実習していた。同病院で看護師として、いわき市民に役に立てばと語っていた。

ときわ会ベトナム人EPA実習生1
写真=EPAベトナム人看護師候補実習生の入職式(いわき泌尿器科)

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