個人情報34人分流出、東北博報堂関連

公共関連 29/01/2020

「有限会社いまぁじゅ」にいわき市が厳重注意

 東北博報堂(香中峰秋社長、宮城県仙台市)の下請け関連会社となる福島県いわき市にある「有限会社いまぁじゅ(朝日サリー)」(曽我泉美社長、従業員10人)は、34人分の個人情報である個人メールアドレスが流出したと、いわき市(清水敏男市長)から業務を請け負っている農林水産部に届け出た。28日、同市が発表した。21日から23日にかけて対象者に送信した。同市は発生から7日後の28日に大幅遅れの発表となった。清水市政や東北博報堂などの危機管理に甘さがある。

市も含め危機管理に甘さ
 流出した個人アドレスは、農林水産物風評被害対策業務の受託におけるもので、同社従業員が会員にイベント案内を送信するときに誤って他人のメールアドレスが閲覧できる状態で発信した。従来ならば受信者が互いにアドレスを閲覧できない「BCC設定」で送信するが、それを「CC設定」で行った。「TO設定」した17人に送信、流出した。送信作業は従業員1人で行っており、メーラーの誤送信防止機能は使われず、ミスに繋がった。同部農業振興課では、個人情報の管理を徹底するとともに、再発防止に努めるといっている。

 個人情報流出としては、2015年4月に、同市財政部税務課の職員が、外部に持ち出し禁止の個人情報994人分の還付金該当者情報データを記録したUSBメモリーを持ち出し、紛失した事件があった。=2015年5月13日、いわき経済報臨時号既報。同市税務課の市民への税の取り立てが不遜強制的で清水市政に批判が高まっている矢先の出来事だった。
 このほか、市民への税の通知ミスなど市個人情報を含めて職員に対するセキュリティー管理の教育が徹底されていないデタラメさが露呈している。

◆敬称略 (真島勝三主筆・元日本工業新聞社東北総局長・元産経新聞社記者)

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