大金を注ぎ込む異常な市長選も終盤に

政治関連 02/09/2021

また、内田氏支持に事前運動か「元関彰商事従業員」

 関係者が8月30日までに、いわき市長選に伴う、内田広之立候補者の支持者と見られる元関彰商事(茨城県・いわき市でも営業展開)の従業員が、知人宛てに「内田ひろゆき」氏を応援しています!という文書を郵送しているという情報をいわき経済報に投稿してきた。市民が投稿してきた文書によると、「人づくり日本一の会を応援する勝手連」という組織が発送した文書だ。その内容は「私が20代に茨城県の企業に勤務していました。=文中略=『内田ひろゆき』氏は、非常に幅広いそして難しい問題である『ひとづくり日本一』を公約(に)掲げています。私達は『ひとづくり日本一』を掲げる『内田ひろゆき』氏を応援しています。皆様の『内田ひろゆき』氏へのご応援を、宜しくお願いいたします」と市長選へ向けて事前運動とも受け止められる手書きの文書だった。

猪狩、清水、宇佐美各候補者を誹謗か
 また、新型コロナウイルスが猛威を振るい=文中略=当いわき市では8月28日(正式には29日)告知・9月5日投開票で「いわき市長選」が行われます。立候補予定者は4名=文中略=私は、内田ひろゆきを推しています。猪狩謙二氏の後援会長(スポンサー)は、T社のS社長、T社のS社長は清水敏男の1回目、2回目のスポンサーです。
 また、バックに付いているのは、ゴロ新聞のいわき経済紙の眞島です。T社のS社長が何故、今回変わったのか理由は何か?聞きたい。金儲けの道具に市長選を利用しているようです。文書は続くが、常磐共同ガスの地域独占企業と名指しした文書のほか、宇佐美登氏は、医療のプロと言っていますが、一部の医療機器開発に携わったのであり、医療のプロでは無いと思います。お医者さんは、事務屋さんや機械屋さんの話は聞きません。

など、内田を担ぎ出した渡辺敬夫・元市長を評価しているが、内田以外の候補者を批判している。

 T社のS社長は、地元企業の中でも、最先端を行く要の会社で、毎年、市消防本部を通じ、各消防団に消防自動車など、これまで1億数千万円を寄贈している。文書で指摘しているような清水などと、市長選を金儲けのために利用する利害関係は全くない。いわき経済報も市政発展のため微力ながら紙面に反映してきたが、清水市長からハンカチ1枚ももらっていない。S社長も本紙も現職市長から去ったのは、企業誘致はおろか、母体支持の市議会会派の意見もおろそかに、独断専行的と偏見な方向で政策を進めるという思想がはっきりしたためだ。各種イベントなどの客寄せでは市政の発展は望めないと、清水の支持を断念したもので、一部の市民が指摘しているようなS社長や本紙が豹変したものではない。

 知人に郵送で文書を差し出したのは、同市に住む櫻田憲央(70代=元関彰商事勤務)で、8月24日、名入のほか住所、電話番号などを記載している。
櫻田に対し、9月1日、午後5時までに文書で釈明するよう申し入れしたが連絡はない。(敬称略)
◇おことわり 本紙では、あまりにも悪質な事前運動的な行為のため、実名報道に踏み切った。

猪狩、内田、清水3氏が小差で競る 続く宇佐美氏
 いわき市長選は9月5日の投開票まで、あと3日となるが、いわき経済報が8月初旬の世論調査と取材を加味した情勢=8月15日既報・電子版も=よりも4人の立候補者は票を3%から5%を上積みしている。
 各候補とも当選を目指し論戦を繰り広げているのは、現職の清水敏男氏(58)、昌平黌・元東日本国際大学客員教授の宇佐美登氏(54)、昌平黌・東日本国際大学地域振興戦略研究所長の内田広之氏(49)、元常磐共同ガス社長の猪狩謙二氏(59)の4人(無所属・いずれも市選管届け出順)となる。
 各候補者とも新型コロナ禍の中、遊説に汗を流しているが、猪狩、内田、清水の3候補とも2%から3%程度の小差で競り合い混沌(こんとん)としている。投票率予測は40%前後とみられているが、市選管では前回(49・13%)を上回る期待を持っている。同予測は40%で10万7984票、同45%で12万1482票となる。
 党派別だと、自民が清水、内田、猪狩の順で、立憲は猪狩、内田が競り合う。公明は清水、猪狩となるが、維新は猪狩が断トツ、共産は内田、猪狩で分け合う。国民は内田が、社民は清水、れいわ新選組は半数近くが猪狩支持となる。宇佐美は国民、立憲がやや支持となる。清水は共産と立憲にほとんど支持されていない。
 エリア別では、猪狩が常磐、遠野、田人、平、内郷、小名浜、好間などで順調に票を伸ばし、内田は三和、川前、平などで健闘している。清水は川前で半分の勢い、勿来、常磐、好間などで堅実な票を獲得している。宇佐美は小名浜、小川、四倉、川前、田人で票の獲得を図っている。

 総括すると、猪狩は常磐、内郷、遠野、田人、久之浜・大久、平、小名浜で3候補をリード、内田は三和、勿来、川前、平、四倉で支持されている。清水は勿来、川前のほか常磐でも票を伸ばしている。好間は3候補とも横一線の得票。宇佐美は小名浜、小川、川前で善戦。政党別では自民が清水、内田、猪狩の順で支持を広げている。年代別は50代、60代の高年層が猪狩、内田、清水が横一線、宇佐美は60代が低い。18から29代は猪狩が約半分、次いで清水、内田と宇佐美は横並び。30代は猪狩、内田の順。40代は猪狩の支持が多い。次いで内田、宇佐美、清水の順となる。世論 調査は時間帯の変動で票などの上下が変わるが、8月29日、30日に行われた福島民報と福島民友の世論調査を分析すると、福島民友が堅実な調査、福島民報が時間帯と年齢層の調査結果の現われか。まだ、決めていないは民報が約50%、民友が30%弱となっている。本紙は約25%だった。
 一方、内田陣営は、大金を注ぎ込んでの選挙戦を展開しており、異常なくらい市民などから注目の的となっている。
 なお、各政党などは、自主投票としているが、連合福島寄りの立憲民主党福島県第5区総支部や社民党いわき双葉総支部は内田を支持しているという。このため、自民党系の志帥会(内田支持議員10人)は、左翼系党派の支持も強く、内部で混乱を招いているという。敬称略

 28日現在の有権者数は、26万9278人(男13万1679人、女13万7599人)となっている。(市選管まとめ)
 この市長選挙は、新型コロナウイルス禍の中、4候補者は医療関係や企業誘致、福祉などを訴えている。さらに、若者が安心して働ける魅力のある企業誘致の実現などを促進する候補者を選ぶ、孫の世代までの真の市再生に向けて、市政のリーダーを決める重要な選挙となる。

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