松田修一賞受賞に伴い産業振興と地域創生に貢献

 1億2800万円相当―。これは、2013年から福島県いわき市民の安全・安心の暮らしを守ってほしいと同市消防本部所管の消防団などに、小型消防自動車や消防ポンプ車などの寄贈を続けている数字だ。紺綬褒章の受章を受けたばかりの各種バッテリー(蓄電池)試験評価を含め新たな技術開発を目指している東洋システム(庄司秀樹社長、福島県いわき市・銭田工業団地、TEL0246・72・2151)は、第7回日本ベンチャー学会が提唱する「松田修一賞」を受賞したのに伴い、福島県いわき市は、この受賞を高く評価し、「いわき市ものづくりアワード」を授与した。

 同市ものづくりアワード授与式は、12日、同社で行われ、同市関係者から庄司社長に授与された。このアワードは、国から高度な表彰を受けた市内の事業者や個人に対し、市が栄誉をたたえるもの。
 同社は経営向上のほか、地域産業の発展に貢献したとして庄司社長に授与されたもので、起業家育成のため教育や啓蒙活動の功績をたたえた。同市は同アワード授与を契機に、産業の振興や地域創生に一段とパワーアップしたい考えだ。
 同市産業振興部(小松尚人部長)によると、2016年1月に東洋システムと古河電池が第1回の授与、19年7月にピュアロンジャパンが授与、企業としては3社と、個人では17年6月に小松道男所長(小松技術士事務所)が授与した。同アワード創設から5番目の授与は庄司社長となった。

「脱炭素 いわきバッテリーバレー構想に推進」

 同社は、脱炭素産業に力を入れており、いわきバッテリーバレー構想を推進、水素エネルギーの燃料電池車の普及などに尽力している。また、子供たちに脱炭素関係の技術教育などを通し、社会活動にも促進している。
 同社は、同市消防本部を通じ、市の消防団に、小型消防自動車や小型動力ポンプ付積載車など総額1億2800万円相当を寄贈している。
写真=「いわき市ものづくりアワード」を授与された庄司秀樹社長

東洋システム庄司社長に「市ものづくりアワード」授与

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