「内田市長と意見噛み合わず」勇退か

 
 内田広之・いわき市長は、同市教育委員会・水野達雄教育長(61)の休職を認めたことが9日までに分かった。水野教育長は、病気(病名は不明)のため休職すると内田市長に伝えた。
 2021年4月から当時の清水敏男市長に起用されたもので、内田市長(同年9月に市長・初当選)が、水野教育長の続投を認めたため、引き続き職務を遂行していた。休職は2月9日から3月8日までとなっているが、関係者によると、事実上勇退するものと見られている。
 水野教育長は、2月17日から始まる同市議会は欠席、職務代理者となっている馬目順一氏が職務に当たる。各議員の質問に対する議会答弁は、教育委員会事務局の高田悟部長(3月末で定年退職)などが対応する。

 内田市長は、選挙公約で日本一の教育を築くと意気込んでいた。小・中・高校の学力向上を図るため、教育委員会内部に「専門チーム」を構築する考えでおり、教育とはバランスの取れたものと主張する一方で、教育方法は数字だけの学力が教育ではないという事務当局と、意見がかみ合わなかった。内田市長は、現場との軋轢(あつれき)を避けてきたが、教育委員会が、お茶を濁すようなことばかりで、明確な企画立案を出せないため、新たな教育長の起用に踏み切るものと見られている。ちなみに、同市の進学率は悪い。
 水野教育長の任期は、2024年3月31日までとなっている。が、突然の病気を理由に休職することに、関係者は驚きを隠せない。教育委員会では、新型コロナウイルス感染を否定している。

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