清水敏男市長は9月改選のいわき市長選に立候補表明へ

政治関連 18/04/2017

「いわき輝きセミナー2017」で意思表示も近く記者会見で態度示す。いわきの未来を共創するスピーチも「いすみ鉄道社長らが講演」

 関係筋によると、福島県いわき市長の清水敏男氏(53)は22日、同市内の催し会場で行われる「いわき輝きセミナー2017」いわきの未来を共創する講演会で、9月告示のいわき市長選に立候補の意向を示し、事実上の表明となる。近く記者会見を行い正式に立候補の表明を行う方針だ。18日、清水敏男後援会連合会の矢内忠会長が記者の取材に応じ、このセミナー講演会の場で、矢内会長の立候補要請で意思表示するという。その後、記者会見を行い正式に9月の市長選に立候補の態度を示し、公に発表する。清水市長は18日に行われた定例記者会見で、「立候補するのか。胸の内は決まっていると思うがいつ立候補表明するのか」という記者の質問に対し、「しかるべきに立候補表明する」とぼかして語った。また、6月に行われる市議会で、支持会派からの質問により冒頭から立候補を表明することも検討しているという。

 このセミナーには、いすみ鉄道の鳥塚亮社長と富士フイルムホールディングの高橋俊雄元専務執行役員CFOが、いわきの未来を共創すると題して講演する。この日は、政治資金規正法に基づいて行うパーティーとなり、会費は1万円となる。

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 9月改選で立候補に意欲的なのは、元衆議院議員の宇佐美登氏(50)であるが、現市長の清水氏の独走はさせぬと、元市長の渡辺氏を担ぎ出そうと自民系反市長派らが擁立を模索している。市政の躍進を目指し、元市長である渡辺敬夫氏(71)の返り咲きを狙うべきだと支持者から激が飛んでいるという。清水氏は、2013年9月の選挙で5万5367(40%)を獲得し、元市長の渡辺氏に7188票(35%)を引き離して初勝利した。

 このほか、立候補の動きに噂があった福島県議会議員の鈴木智氏(44)は、記者の取材に立候補しないことを語った。あとは、元市長の渡辺氏の動きに注目されている。
宇佐美氏は、前回行われた2013年9月の市長選に立候補し、3万1402票、約23%の得票数だった。宇佐美氏の支持者によると、宇佐美氏が立候補すれば再度の市長への挑戦となるが、現在、市民党として一部市議の応援を得ながら草の根運動を展開し、支持率を伸ばす展開となりそうだ。前回を上回る得票となるのは確実視されている。
一方、清水・渡辺・宇佐美の3氏の立候補が実現すれば、前回の構図となり激戦は避けられない。

 いわき経済報の聞き取り調査や取材によると、現役の支持率は相当の支持を得ているが、ほかの一部立候補予定者は一段と追い上げよう。渡辺氏が立候補を決意すれば、激戦となるのは必至だ。しかし、自民党保守勢力は一本にまとめるべきという意見が大勢を示し、2期目も清水市政を継続すべきという経済界などからの声もある。渡辺氏の後援会は解散していない。
同市の有権者数は3月2日現在で27万8170人となるが、投票率は51%程度にとどまっている。各立候補者の争点が注目される。

◆敬称略 (真島勝三主筆・元日本工業新聞社東北総局長・元産経新聞社記者)

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