現庁舎耐震工事補正案に樫村弘、小野潤三各議員は反対「免震工法の間違い」蛭田克議員賛成

未分類 25/09/2019

「元共産、公明、一誠会、つつじの会議員が事実上賛成」常任委員会

 福島県いわき市(清水敏男市長)は、現庁舎の耐震改修工事(免震装置)=いわき経済報7月31日、8月26日、28日、9月20日詳細既報・無料検索可能=を進めているが、工事費が足りないとして9月同市議会で追加予算を提出、30日、同市議会最終日に採決される予定だが、約5億4800万円の追加工事費の補正案について24日、常任委員会(山守章二委員長=政策総務)を開いた結果、志帥会の小野潤三議員と創世会の樫村弘議員が、精査しないで免震構造にしたのは税金の無駄遣い、市民感情として追加予算提案は納得できないとして反対討論した。免震工法の発注が間違っているとも指摘した。しかし、一誠会の蛭田克議員は、一応、清水市長支持会派の一員として賛成討論を行った。山守委員長は「2回も補正予算を組んでいる。常識では考えられない。市民の立場からも税金の無駄遣いは避けるべきだ」と指摘した。

「追加補正で総工費66億5500万円、30日可決へ」清水市長危機感持たず
 このほか、公明党の塩田美枝子議員、一誠会の田頭弘毅議員、つつじの会の大友康夫議員、元共産党いわき市議団(日本共産党・市民共同)の伊藤浩之議員は事実上賛成組となった。賛成組議員は、底が見えない追加予算の税金の支出に賛成したわけで、補正を認めることになる。また、市民の税金を無駄遣いだとして反対意見に小野潤三議員、樫村弘議員が意見を述べたもので、市民の声に応えたことになる。このほか賛成した議員たちは市民の公僕に欠けるもので、良く精査もしないで賛成に回ったことに批判が高まっている。大成建設に仕組まれたという清水市長の責任は重大である。文字通り市議会最終日には追加予算案は可決される予定だが、清水市長・行政側では可決されれば当然の如く工事は継続される。市側に立ち提案した予算の賛成側に回る各議員たちも大成建設に工事費増を認めることになり、市側の提案をのんだと見なされても仕方がない。
 一方、同議会で否決され、耐震工事が中断した場合でも現庁舎倒壊には至らず、市民の税金だからといって簡単に免震・耐震工事を意思決定した清水市長に責任がある。

 いい加減な耐震工事で、大成には約66億5500万円の税金を支払うことになる。清水市長らは「市が大成建設に提供した資料や設計段階で実施した調査から事前の予測は困難だった」とすれば、公募型プロポーザルを行う事態誤った発注であり、専門家の精査を受けず、耐震改修促進法に基づき第三者機関の判定を求めていたとすれば、メクラ判を押したと同然である。同市議会で佐藤和美議員(志帥会)、佐藤和良議員(創世会)、伊藤浩之議員(日本共産党・市民共同)が、それぞれ現庁舎の耐震工事について清水市長側をただした。清水市長らは大成建設にむしり取られる答弁だった。共産党を離党した伊藤議員が、追加補正に賛成とは、心が読めないと一部の議員がぼやいていた。

◆敬称略 (真島勝三主筆・元日本工業新聞社東北総局長・元産経新聞社記者)

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