緊急事態31日まで延期「庶民の切実な声に耳を傾けよ」

公共関連 05/05/2020

「飲食店・旅館・バス・タクシー」など含む中小企業は経済危機

 新型コロナウイルス(新型肺炎)発生による感染拡大に見舞われている中、緊急事態宣言は31日まで約1カ月の延長が決まった。
 わが国ではコロナ感染が世界と比較しても、少ない中で爆発的な流れを見て感染は落ち着かない。一番、困っているのは庶民や飲食店、バス、タクシー、旅館などの個人事業や中小企業だ。いつになったら落ち着くのか不明だが、その連鎖反応で大企業も弱体化を余儀なくされる。政府や地方自治体が打ち出した緊急経済対策は、国民にとってはスズメの涙の経済対策だ。国民全体に危機感が広まりつつある中で、これでは生活できないと、切実な声が出始め、中小企業などは死滅状況に追い込まれている。

 穏健な生活が、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)に突然に襲われ、新型コロナウイルスとの共存生活に変わりつつある。雇用も失われる状況で、国を運営している政治家や政府や地方役人などだけが、生活の保障があり安泰なのか危機感が薄いと感じられるのが実態だ。政府の対策は遅いと感じる国民の不満は現実である。政府はもっとスピーディーな対応で国民の生活を守る義務があるといえよう。
 新型コロナウイルス感染が落ち着かない中で、地方自治体の首長が休業指示を要請しているのに、まだ、一部のパチンコ屋だが営業を続けている。自主的に休業しているパチンコ屋は善いとしても、自若に開店しているパチンコ屋は庶民にとっても迷惑千万である。「三密」を避けなければならない感染拡大が懸念される社交場で、パチンコ屋に通い、せっせとタマ遊びしている風変わりな人間はじっと我慢している人間から批判の的となるのは当然のことだ。新聞のほか、テレビで流される画面に映るパチンコ屋の実態を見ていると経営者に対し「少しぐらい恥じらいを持て」と言いたい。

 全国的に、緊急宣言の延長が打ち出され、さらに国民は新型コロナウイルスとの戦いが続く―。収束の見通しが立たない中で、庶民が利用する身近な生鮮食料店などの物販店までも閉鎖されれば、戦後の配給制度復活となるのは必至だ。が、それは政府が絶対避けなければならない。政府の経済対策は進みつつあるが、このままだと国家を支えている財務基盤の脆弱な中小企業などが危機を迎えると、必ず国家危機という事態になりかねない。当然のことだが、この緊急事態宣言の延長によって文字通り、個人の飲食店、外食産業、中小企業や大企業、ホテル、旅館、バス、タクシー、教育関係などあらゆる産業までもが、休業や収入減となると、ますます経済的な打撃を受け、日常生活まで狂い始めることになる。1年以上続くとされるやっかいな新型コロナウイルスの出現に、戦後最大といわれる未曽有の危機に国民が持久力を発揮しても限界があり、需要と供給がストップ、あらゆる経済の悪化が進めば、国家崩壊は避けられない。

「未曽有の危機に117兆円は不足」もっと巨額投資せよ

 政府の打ち出している緊急経済対策は生ぬるい。リーマン・ショックの経済対策費56兆8000億円を上回る117兆1000億円と過去最大の資金規模を打ち出したが、まだまた足りない。安倍晋三首相は「必要と判断すれば、躊躇(ちゅうちょ)なく必要な措置を断行したい」と語ったが、必要と判断してほしいのだ。国民への巨額な投資は、後世に借金を残すことになるが、国債を持って財源を賄うのは絶対不可欠である。国民は新型コロナウイルス感染から身を守るには、工夫しながら努力しているが、弱者を救う政府のさらなる決断に期待している。
 「国会議員は、吠えるだけでは国家を救えない。生活に危機感を持つ庶民のために、最大限の危機意識を持ち、与野党を含め、全責任を負う覚悟でコロナ戦争から国民を守る義務がある。もっと巨額を投資せよ」と、主張したい。

コロナ感染患者診療に感謝の拍手よりも危険手当

 福島県いわき市でも、3日までに新型コロナウイルス感染者が14から15例目となった。清水敏男市長が、医療従事者などへ感謝の拍手や市庁舎に、こいのぼりを掲げるなどパフォーマンス的な行動をしているが、もっと行政として「遣る」ことがあるのではと経済界などから批判がある。
 感謝の拍手を行うなら、市医療センターには数人のコロナ感染患者が入院している。そこで、看護している医師や看護師の危険手当は微々たるものと聞く。このほど責任者が清水市長に危険手当のアップを要請したが音沙汰はないという。同医療センターには、4台程度の呼吸器を導入してあるが専門家はいない。出前の診療と聞く。自ら医師や看護師がコロナに感染覚悟で患者と接しているのに、危険手当はスズメの涙ではやりきれない。クラップ・フォー・ケアラーズなどと見え透いたパフォーマンスで、マスコミ相手では真の危機に直面していない。

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