衆院選5区、共闘組終盤戦も厳しい

 19日公示となった衆議院議員選挙は、14日、午後の本会議で解散、第49回となるが各議員は資格を失った。令和では、初めての総選挙で奇襲的な短期戦に入り、31日投開票で行われる。
過去の話だが、天皇に直談判するなど行儀の悪い話題を振りまいたれいわ新選組の山本太郎氏は、突如、東京8区から出ると混乱に拍車をかけたが、立憲民主党と約束事の談合も崩れ、競合を避けるため、一転して出馬断念を表明、また物議をかもした。立憲は共産党と握手、政権奪還後は閣外協力とぼかしているものの、福島県5区でも共産と一本化、自民と共産の保守革新の激戦となっている。が、共闘組は終盤戦も厳しい苦戦を強いられる。

吉野氏10万台に届く勢い

 20日までに、いわき経済報の世論調査と取材を通じた情勢分析によると、吉野正芳氏(73)は熊谷智氏(42)に大きく差をつけリード、10万台に届く優勢な状況だ。終盤戦に入り、熊谷氏が追い上げてきても吉野氏の勢いは衰えない戦いとなる。立憲の鳥居作弥氏の5区から断念、比例東北に回ったことで、熊谷氏と一騎打ちが吉野氏の安定した得票に繋がっている。熊谷氏は選挙戦に逆風にさらされた形となっているのは、立憲などの野党が共産主義者を抱き込んだ理由で野党共闘は一枚岩にならないことと、共産支持者を嫌う野党第一党の立憲が連合に駆け寄ったが、連合が絶対的な支援を行わないことも要因となる。革命政党の共産支持者を抱き込む立憲の思想は、衆院選では日本史上前代未聞とり、隙があれば立憲の懐(ふところ)に飛び込むこと必至だ。このように熊谷氏は絶対的に連合と歩調を合わせることが不可能となったことや立憲を支持している無党派層も左翼候補者を避けているのも要因で、熊谷氏には善戦も強烈なパンチが予測される。

 2017年10月の第48回は、吉野氏が8万6461票、熊谷氏が1万6154票となったが、ほかの落選した2候補者獲得総数は、合計5万8664票となった。しかし、熊谷氏は、立憲がテコ入れしたとしても、5万1478票を獲得した希望の党だった吉田泉氏の票の上積みに届くには厳しい。7186票の社会民主党の遠藤陽子氏の票に期待されるも厳しい戦いとなる。当日の有権者数は33万1667人、投票率は49・73%だった。

 2区は立憲が共産の支持を仰ぐことになるが、自民の根本匠氏に対抗、立憲の馬場雄基氏と鳥居氏の区割りの読み違いが、野党連合の勝利とはいかないようだ。このほか、週刊誌などの報道のように1、3、4区は激戦となっている。県内選挙区の立憲の野党共闘は玉虫色にはいかないようだ。

Top