2月に訪中団「9年ぶりに友好」中国・撫順市

政治関連 26/12/2019

清水市長・菅波議長欠席の訪中

 9年ぶりの訪中―。福島県いわき市が中国・撫順市と友好都市を締結したのは1982年4月だった。それから約37年8カ月。経済や医療、文化、教育の分野で交流を始めたが、2010年9月に交流が途絶えた。13年、清水敏男市長が初当選したあとも撫順市に重点を置くことがなく、交流は依然として進まなかった。清水市政の怠慢が、タウンズビル市などと利害関係を重視したことも原因で交流が途絶えた。2020年(来年)2月11日から15日まで撫順、瀋陽、大連の各市(旧満州)現・東北地方を訪問、人民政府と交流を深めるが、いわき市の清水敏男市長、菅波健議長の足並みが乱れ、なぜか訪中しない。これまでは首長も参加し、交流を深めていたが、撫順市の交流先に失礼だという声もある。

 台風19号がいわき市に接近しているのにもかかわらず、宮崎県延岡市の薪能に、清水市長は部下職員をやらせ、菅波議長は自ら薪能祭に参加し、それぞれ市民などから批判が高まった。それを受け、友好都市交流に参加しないという結果か。

 撫順市の交流に参加するのは団長として渡辺仁副市長、副団長に蛭田源治副議長、団員に小林裕明いわき商工会議所専務理事、大嶺常貴同市観光交流室長、國井紀子同議会事務局次長、通訳として井出勝人同市観光交流課総括国際交流担当員、菊池翔吾同市観光事業課事務主任の7人のメンバーとなる。
 撫順市交流は、当初11月26日から30日まで、清水市長を団長に9人が訪中する計画があったが、台風19号などの大雨、未曽有の水害で断念、先延ばししていた。

 撫順市とは当時、いわき市の田畑金光市長(故人)が、友好姉妹都市の話を進めていた。当初は港町の大連市と友好を結びたかったが、中国駐日本国大使館を通じ炭鉱の町撫順市と締結した。いわき市には井上工業(現・クリナップ)が厨房設備製造技術習得に中国人研修生を受け入れていたため、日中友好機運が盛り上がっていた。中国地方都市と友好姉妹都市締結は東北地方では初めてのことだった。

 なお、同市はオーストラリアのタウンズビル市と国際姉妹都市、宮崎県延岡市と兄弟都市、秋田県由利本荘市と親子都市、ハワイ州カウアイ郡と国際姉妹都市をそれぞれ結んでいる。

◆敬称略 (真島勝三主筆・元日本工業新聞社東北総局長・元産経新聞社記者)

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