24日、記者会見で渡辺氏が正式に出馬表明「清水氏と事実上一騎打ち」県のパイプ太く

政治関連 24/06/2017

清水氏は「保育料引き下げ1人当たり約3万円実現」も、渡辺氏は保育・幼稚園無償化公約。自民保守系同士の激戦で共に苦戦か「焦点は震災復興仕上げに」

 9月3日告示、10日投開票の福島県いわき市長選挙に、元市長の渡辺敬夫氏(71)が24日、同市内で正式に出馬表明した=いわき経済報6月19日報道の通り。渡辺敬夫後援会連合会の役員会を開いた後、記者会見で語ったもので、渡辺氏は、県とのパイプを太くし、行政を進めていきたいと語った。関係者は7日までに渡辺氏が出馬すると、いわき経済報に語っていた。

 一方、すでに出馬表明している現職の清水敏男氏(53)保守系無所属・自由民主党推薦=の選挙事務所開きも同市内で行った。清水氏は「医・職・住」の仕事を公約通りやり遂げたいと支持者に訴えた。

 9月の選挙戦は保守系同士の清水氏と渡辺氏の事実上の一騎打ちとなる。激戦必至も、ともに苦戦を強いられる。焦点は、子育て支援などの生活、市民医療の促進、教育、産業の誘導などのほか震災復興の仕上げを主張する模様だ。

 渡辺氏は、保育・幼稚園の無償化、教育予算8%程度だが、13%から14%にするなどを公約に掲げて戦う決意を示した。これで、宇佐美登氏(50)を含め、三つどもえ戦となる。

 あと3カ月余りとなった同市長選だが、渡辺氏の出馬表明で、またも自民党系は二手に分かれ分裂選挙となり前回の構図となる。

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 渡辺氏は6月7日に記者に対し「出馬(現在)は考えていない。福島県とのパイプを太くしなければ市政の運営は良くならない。新病院問題も真剣に取り組んでいかなければ―」と否定していたが、要請(出馬の)があったことは否定せず、出馬に含みを持たせていた。

 清水敏男後援会連合会はこのほど、アリオスで清水氏の市政報告会を開き、約1400人の支持者が耳を傾けた。清水氏は「復興を成し遂げる。まだ、道半ばで前市長の仕事も平行に行ってきた。2期を目指し、企業誘致や子育て・医療・福祉・教育・老人対策など山ほど実現させる取り組みがある」と1期目の医・職・住の公約を実現させたが、もっと濃い内容に構築したい」と、これまで取り組んできた市政、近く行う市街地の側溝の除染などのほか実績の現況をパネルで説明した。

 清水市長は2013年9月の改選で、5万5367票(40%)を獲得し、元市長の渡辺氏に、7188票(35%)を引き離して初勝利した。9月の改選では激戦は必至だ。

 同市の有権者数は6月1日現在で、男13万5828人、女14万2142人、合計27万7970人となる。

◆敬称略 (真島勝三主筆・元日本工業新聞社東北総局長・元産経新聞社記者)

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