Iwakiバッテリーバレーフェスタ2019

民間関連 07/10/2019

東洋システム・トヨタなど参画 水素トラックも展示

 福島県いわき市のいわきバッテリーバレー推進機構、いわき商工会議所などが中心となって10月5日、同市の小名浜港背後地で行われた「Iwakiバッテリーバレーフェスタ2019」にトヨタ製の燃料電池バス(FC・水素バス)が運行され市民たちが試乗を楽しんだ。このフェスタには吉野正芳衆議院議員、森雅子参議院議員、渡邉善夫東北産業局産業部長、小野栄重同商議所会頭らが参加した。
このイベントは、同バッテリーバレー推進機構(庄司秀樹代表理事・東洋システム社長・同商議所副会頭)などが主催となり、小名浜港そばの広場を利用して実施したもので6日も行われ、延べ約3万人が訪れた。
 小学生を対象に親子が燃料電池でミニカーを組み立て実際に走らせる体験など水素や燃料電池を学ぶワークショップなどを楽しんでいた。水素吸蔵合金容器(ミニボンベ)に、MHに吸蔵された水素ガス(充てん量6㍑、充てん圧力1MpaG未満)の容器を車体に設置し、ミニカーを組み立て指先で完成させるまでの体験をする親子教室を開いた。このほか燃料電池車、電気自動車などを展示されたため、関心を呼び子供たちや保護者たちでにぎわった。
トヨタ自動車が全面的にバックアップ、すでに東京都などが導入している水素バス「トヨタFCバス」を近くの三崎公園まで走らせ試乗会を行った。訪れた家族連れは次世代型自動車の展示や試乗会などフェスタの魅力の演出に、ちびっ子や大人も「すごいなあ」と目を輝かせ展示してある水素トラック、電気自動車、ハイブリット自動車、1億円の水素バス、MIRAIラリーカーなどに魅了していた。
家族連れは未来の夢をかなえようと、試乗会エリアで実際に運転席に乗り感触を確かめていた。このイベントは、主に東洋システムがトヨタの協力を得て水素バスを走らせるなど日産、本田の各自動車メーカーも協力で実現したもの。トヨタは52人、東洋システムは約60人の各社員を総動員し、フェスタを盛り上げた。このフェスタに掛かった費用は3000万円から4000万円となり、東洋システム、トヨタ、同実行委員会などが主に協力している。
 このほかフェスタでは、いわき観光まちづくりビューローが企画したいわき大物産展も開き、海産物加工品、地酒など地場特産品などを販売した。広場ではチアパフォーマンスやフラダンスショーなども披露した。
 同バッテリー推進機構の庄司秀樹代表理事・東洋システム社長は「東北でも珍しいトヨタ自動車の水素バスを披露した。このフェスタに市民や子供たちの関心が集まってくれればと思う。次世代を担う子供たちに夢と感動を与えたい。そして将来像を構築し、誇りを持ってほしい」と語る。

Iwakiバッテリーバレーフェスタ2019
写真=子供たちが水素や燃料電池を学ぶ

◆敬称略 (真島勝三主筆・元日本工業新聞社東北総局長・元産経新聞社記者)

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